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侯爵を結婚させる方法 ローラ・リー ガーク
2015年12月11日 (金) 21:36 | 編集

侯爵を結婚させる方法 (MIRA文庫)
2015/8/6
ローラ・リー ガーク (著),

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侯爵を結婚させる方法 

ローラ・リー ガーク

ある日、社交界一の結婚仲介人として知られるベリンダのもとに、トゥルブリッジ侯爵が訪ねてきた。侯爵のことは噂でしか知らないが、常に女性をはべらせる、ベリンダがこの世で何より嫌いな“放蕩者"らしい。身構えるベリンダに侯爵は、自身の困窮した経済状況を明かし、「裕福な花嫁を探してほしい」と切り出した。お金目当ての結婚だなんて!彼にはどんな女性も紹介したくないわ-だが半ば強引に説得され、ベリンダは渋々花嫁探しを手伝うことに。そればかりか侯爵は、なぜか誘惑めいた不埓な眼差しをベリンダに向け…。(MIRA文庫 LG03-01)
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copyright 2013
When the marquess met his match

アメリカ人の資産家令嬢と貴族との結婚仲介人の仕事をするヒロイン・ベリンダは、過去の結婚で不幸な思いをした人物。
放蕩の挙句、父親から資金を切られ、結婚するしか道が無くなったヒーローのトゥルブリッジ侯爵ニコラス(ニック)に対して、ベリンダは自分の過去を重ねており、かなり辛辣な態度。
ニックもこれでもかという甘えた考えと父親からの反発心を持っており、前半の展開は笑えるところもあるが、かなり苦い。
だが、そこを乗り切って後半にヒロインからのぐさりとくる指摘をされると、ニックがとてもいい男に変身!
ベリンダのラストの啖呵とともに、ぐっとくる展開が待っております。
良いロマだった。

あらすじ
「レディ・フェザーストーン、ぼくに妻を見つけて欲しい」
アメリカの資産家でありベリンダの恩人の娘・ロザリーの世話を引き受け、話をしていると、トゥルブリッジ侯爵が訪ねてきた。もちろん、放蕩者と無垢なロザリーを会わせるつもりはない。
亡き夫のチャールズの友人でもある彼からすれば、夫は”すごくいいやつ”だったのかもしれないが、ベリンダの資産は夫によって失われ、結婚は悲惨な末路をたどったのだ。
怒りと幻滅とともに、どうにかして自分で収入を得る方法を編み出した。とはいえ、結婚仲介人になったのは小遣い稼ぎのためではない。使命感からだ。

「警告しておきます。あなたの花嫁さがしを、そう簡単なものにするわけにはいきません」

「挑戦を受けたからには言わせてもらおう。きみのやり方が狙いどおりうまくいくとは思えない」

トゥルブリッジ侯爵を阻止するには、たったひとりを訪問するだけでいい。そうすれば、アメリカ人少女たちの純潔と財産を守れるんだわ。

ニックは父の弁護士を前に、父の支配から逃れるべくもがいてきた過去と、花嫁さがしの資金難について、苦い思いを噛みしめる。
しかも、弁護士から新聞を手渡され驚くべき事実をつきつけられた。

  ランスダウン公爵、息子の信託基金を打ち切る!
  極貧侯爵、金目当てに女相続人と結婚しようと必死の試み


冒頭の経緯。新聞に金目当てとベリンダによって暴露されたことで、さらに花嫁さがしは行き詰まってしまった。
憤りに震えながらベリンダに抗議するニックだが、彼はベリンダの弱みを見つけてしまう。ロザリーをひと目で魅了し、ベリンダに見せつける。
ロザリーから手を引かせるために、ベリンダは結局、仲人を引き受けることになったが…

父親の抑圧から抜け出すために、反発するように放蕩してきたということを彼女が理解するまで、トンチンカンな仲人でのエピソードが続きます。思春期こじらせて30すぎた男は痛いな。
紹介されても、乗り気にならない彼は、あろうことかベリンダを誘惑。
しかし、彼女から手厳しく言われてしまい、一念発起してくれるのです。
おかげで、後半からはぐっと読みやすくなります。
父親の公爵は本当に酷い人物。ベリンダの活躍をあえて描かず、必死にもがくニック視点で描かれるラストは、ニックに気持ちが寄り添って、ベリンダがとてもかっこ良く見えた。

何かに夢中になる男って素敵よね。応援したくなるベリンダの気持ちも分かる。
面白かった。

海外ロマンス 読了一覧



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