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仮面紳士の誘惑 ジェイン・アン クレンツ
2015年12月21日 (月) 13:48 | 編集



仮面紳士の誘惑 (ハーレクイン・セレクト)
仮面紳士の誘惑 (ハーレクイン・ディザイア)
2009/12
ジェイン・アン クレンツ


仮面紳士の誘惑 

ジェイン・アン クレンツ

ダラはある夜、パーティでイエールを紹介された。一見、眼鏡をかけて地味なスーツを着た会計士なのだが、彼に握手の手を握られた瞬間、ダラの体に衝撃が走った。違う、この人はただの紳士じゃないわ。高鳴る胸を抑えきれず、ダラはイエールとパーティを抜け出した。いつのまにか彼は髪をかき上げて乱し、眼鏡も外している。シャツのボタンを開けながら、彼は危険な笑みを浮かべて言った。「君は本当の僕を知りたいと思っているんだな?」そしてダラの腕をつかむと、怪しげな酒場へと歩いていく…。たいへん、私はどんな悪魔を呼び出してしまったの?-。(D1353)
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copyright 1982
Reckless passion

ステファニー・ジェイムズ名義の「恋はむこうみず」(シルエットディザイア 28)(サンリオ 1983年刊)の新訳改題です。
初々しい表現の初期作品。
株のブローカーのダラはある晩のパーティーで運命の出会いを感じる。地味な南部紳士らしい装いの会計士の男性に対し、表面的なものだけではない何かを感じた彼女が質問攻めにするとことから始まり、育ちの悪いブラックなイエールと、南部紳士のにこやかなイエールの二面性を持つ彼との情熱的な誘惑の駆け引きが展開。
なので、恋の出だしは唐突だし、いい感じに楽しそうな二人が終始イチャイチャするだけだといえばそれまでで、物語としては微妙だが、ホットな二人の掛け合いは楽しく、勢いがある、明るく楽しいロマ

あらすじ
「どこまで期待していいのかな?」
イエール・ランソンが耳に心地よい南部訛りで訪ねた。
今夜ずっと感じていた、わけのわからないぬくもりがすっと冷めていく。
「どういうこと?」ダラは、用心深く問い返した。
二人でパーティーを抜け出すのに何か下心があると思わているのなら…
どう見ても会計士の手には見えないとダラは思った。お気の毒。一生懸命やっているのに、些細なことでぼろが出る。

「気をつけて。南部紳士の仮面が剥がれかけているわ」

「もう?がんばっているのにな」

「つまりあの短い時間に、僕が本当の南部紳士じゃないと判断したわけだ」

ダラが嵐のような衝撃を受けたのは二時間前。上司からパーティーの席で彼を紹介されてからだ。彼女は笑みを浮かべながら、中立的な眼差しが消えたら黒っぽいべっ甲の眼鏡の奥にどんな表情が現れるのだろうと思った。
すると、イエールも笑みを返してきた。
ダラの挑むような灰色がかった緑色の視線に応えるがごとく、満面の、かすかに危険な笑みを。きらりと光る金歯がイエールの表情を驚くほど獰猛に見せ、握り返す手の力強さがさらにこの見知らぬ男を物語っている気がした。


冒頭の経緯。ダラの読み通り、素の自分を教えると言う彼が案内したのは、トラック野郎が集う酒場。ダラは場違いな服の自分と、眼鏡を外し紳士からワイルドな男に変化したイエールに圧倒されつつ、うっとり。
喧嘩に巻き込まれそうになった二人は、なりゆきから、トラック野郎のハンクと一緒に逃避行。途中で降りた二人は、安モーテルで朝を迎えることに。
彼と一線を越えるつもりはなかったにも関わらず、超えてしまった。ところが、その後彼から出た言葉は、見返りに株ブローカーの彼女の顧客になるというものだった。

というわけで、ムキ〜〜!と怒った彼女は、イエールを遠ざけようと必死。彼のワイルドな誘惑に抗うために結婚を持ち出すと、見返りならとOK!それはそれで、愛のないショットガンウエディングには腹がたち、猛全と抗議し、交際を続けるならおとなしい紳士としての交際をして欲しいと懇願するが…

紳士イエールとおとなしくデートを始めるものの、チラリと姿を見せるのは、眼鏡をしていないイエール。何を考えているの?という楽しい展開。
半ばストーカーとなっている黒イエールに笑う。
中盤、トラック野郎の麻薬事件が絡み、そういう話になるのかと思いきや、その線はあっさり捨てて、話が見えなくなる部分があるものの、テンポよく読める。
でも、いったい何が問題なんだよと突っ込みたくなるかな。
お互い想い合っているのがバレバレなだけに、じれったかった。ふう。

海外ロマンス 読了一覧



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