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秘密の花嫁 ローズマリー・ロジャーズ
2016年01月04日 (月) 00:01 | 編集

秘密の花嫁 (マグノリアロマンス RR- 1)
2012/10/9
ローズマリー・ロジャーズ (著)

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秘密の花嫁 

ローズマリー・ロジャーズ

嫌われ者の裕福な商人の娘であるタリアは、望まぬ社交界デビューをさせられたものの、壁の花でしかなかった。しかし、上流階級での地位を得たい父親は、娘と家柄のいい相手の結婚を願っていた。
ついに彼は伯爵の弟を結婚相手として見つけてきたが、結婚式当日、花婿は現れなかった。しかも、多額の持参金は持ち逃げされた。怒った父親は伯爵に、弟を法廷に訴えられたくなければ娘と結婚しろと迫る。
ハンサムで傲慢な伯爵は、仕方なく結婚したタリアを田舎の領地へと追いやった。まるで、彼女を人々の目から隠すかのように──。
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Bride for a night

ストリカルロマンスの黎明期を築いたローズマリー・ロジャーズ。アマゾンではロマンス小説には珍しほど往年のファンの熱いコメントが寄せられるレビューを見て、手にとってみた。
だが、昨今のロマンスを読み慣れた読者としては、評価からの期待をもちすぎるとハズレ感があるのでご注意。
冒頭からの出だしは、虐げられた花嫁の心中を軸に描かれるのだが、スパイ活動に巻き込まれる中盤からはスピード感のある冒険活劇のような展開になる。
ロマンスの心理戦や情緒面を求めていると方向性が違うので、その辺りを踏まえて読むと楽しめるロマ。

あらすじ
父サライスは、いわゆる成り上がりだった。本人が控えめに振る舞い、自分が隣人たちより格下であることを忘れさえしなければ、招かれざる住人であっても、やがて周囲に受け入れられたかもしれない。
ただ、サライスはそんなことができる人間ではなかった。
娘のタリアは決して醜くはなかった。
だが、持参金十万ポンドにもかかわらず、人前で口をきくことさえできない文学好きともなると話は違ってくる。タリアは社交界の哀れみと嘲笑の的となり、疫病神のごとく避けられるようになった。
そのタリアに結婚が決まった。
相手はハッシュコーム伯爵の弟ハリー・リチャードソン。ギャンブル好きの好色家。
結婚当日、ハリーは現れなかった。
父から大金をだまし取ったハリーはロンドンから姿をくらますなどとは思わなかった。
花嫁を捨てて逃げるとは。
我が身の絶望的な行く末を考えていたとき現れたのは、ハッシュコーム伯爵ガブリエル・リチャードソンだった。

彼女はまるで、突然現れた空腹の猫を見るネズミのようだ。
こちらが脅迫に屈するとでも思っているのか?
もしそうだとしたら、がっかりするはめになるだろう。
この話が終わるころには、相手を限界まで追い込んだのを悔やむがいい。


冒頭の経緯。強欲な父は、脅迫まがいの手段で娘を伯爵に押しつけた。ガブリエルは花嫁となったタリアの初夜はものにしたものの、翌日には付き添いもつけず領地へ送り出し、放置してしまう。
タリアは、新しい土地で馴染み、領民に受け入れられ、牧師のジャックと親しくなり、生活を謳歌する。しかし、ジャックはフランスのスパイで、ナポレオンの下で成り上がろうとしている男だった。
スパイ活動を知ってしまったタリアは、ジャックに拉致されフランスへ。
花嫁の誘拐を知ったガブリエルは、彼女をフランスへ助けに行くが…

傲慢さから嫁に対しての気持ちに素直になれなかったガブリエルが、親友ヒューゴの嫁への蔑みの言葉を切っ掛けに奮闘しはじめ、嫁へのラブっぷりが楽しい展開となる。なのでホットなシーンもそれなりに多い。
一方、ジャックも領地に捨て置かれた悲劇のヒロインのようなタリアへの思慕を捨てられず、愛人の女優との間で揺れる。弟ハリーの一面をガブリエルは知ることになり、嫁以上に悩みの種の弟を相手に奮闘しなければならないのだが、彼らがどうやって切り抜けるのか、ラストまで目がはなせない。
私としては、弟君はそれでいいのか?とか、父親は後半からむのかと思ったのに絡まなかったのは残念とか、思わなくもない。タリアの成長は嬉しい。

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