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愛してはいけないあなた ローズマリー・ロジャーズ
2016年01月05日 (火) 21:49 | 編集

愛してはいけないあなた (マグノリアロマンス)
2015/4/9
ローズマリー・ロジャーズ (著),

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愛してはいけないあなた 

ローズマリー・ロジャーズ

二十一歳のシーリアは、アメリカからロンドンへと渡った。十年近くものあいだ、ずっとこのときを待っていた──ノージントン子爵に復讐する機会が訪れるのを。かつてシーリアの母親はノージントンに陵辱されて子を宿し、出産の間際に亡くなった。身寄りがなくなった彼女は、何年ものあいだこつこつを金を貯め、ノージントンに罪を償わせることだけを考えて生きてきた。そして、ようやくやってきたロンドンでノージントンに近づくチャンスをうかがっていたが、周囲の人々は彼を高潔で勇敢、人情味があると思ってると知り──。
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copyright 2001
A reckless encounter

近年執筆が再開したローズマリー・ロジャーズ、甘く野性的な恋〈上・下〉で 1983年に人気を博した大御所。
こちらは、2001の作品。
復讐を誓ったアメリカから来た娘。彼女から見たイギリスの貴族社会という奇妙な枠の中で、情熱に翻弄されていく。
一方で、ヒーローもスパイ活動で裏のある男。
フランス革命後、扇動家によってイギリスの国内にも不穏な空気が流れる時代背景。そういった若干の史実を加えることで、物語にリアルさが加わって読み応えのあるロマになっている。
ホットなシーンもそれなりにある情熱ロマ。

あらすじ 1810年
母はノージントン子爵に陵辱され、母を助けようとしたピーター爺は子爵に撲殺されていた。陵辱されたせいで一年後、母は出産直後に亡くなった。
いつか  いつかノージントンに犯した罪を償わせてやろうと、シーリアは心に誓った。

1819年
シーリアは13歳の身で天涯孤独の身となった。身寄りのない子供の家の修道女たちしか引き取り手はいなかった。その後、フランス語を教えて貯めた金で、21歳のシーリアはアメリカからロンドンへと渡る船に乗った。
レティキュールには、母の妹ジャクリーンの手紙とともに、ノージントン子爵が犯した罪の証拠となる書類が入っていた。何年も前に提出された起訴状で、ジョージタウンの印が押してある。唯一の証拠だった。
シーリアは自分のしたことを認めさせ、子爵が残忍な人殺しであることを世間にしらしめるつもりだった。

船ではある男性にシーリアは注意を引かれた。ただの地主だとは思えなかった。彼は  危険な男に見えた。シーリアに言い寄るジェームズ・カーライルが下船後を心配し、地図を貸してくれた。
無事伯母の家にたどり着き、歓迎を受けたことで、気後れを感じ、母の死の真相を言わず、復讐を考えていることを打ち明けられないことに罪悪感を覚えた。
シーリアは伯母に連れられて買い物に出た先で、挨拶した男の連れがノージントン子爵だったことに愕然とした。ノージントン、それほどそばにいたのに、そのことを知りもしなかったなんて……。


冒頭の経緯。ノージントン子爵に復讐を誓うシーリアは、ノージントン子爵が代替わりしたことを知り、ノージントン子爵コルターと近づくことに。
一方で、コルターはジェームズ・カーライルを追跡中シーリアが関わったことに興味を持っている。彼女は何か秘密を持っていることは間違いなく、それが何かを知るために、田舎の屋敷に招待することに…

”ピータールーの虐殺”を切っ掛けに、反乱の気運が高まることを恐れる首相補佐モウリーに圧力をかけられるコルター。
扇動家の”武器”の隠し場所の手がかりを持つことを知らないシーリアは命を狙われ、一方で誓ったはずの復讐心はしだいに難しくなっていく。
複雑に絡み合った伏線に翻弄されるヒーローなのだが、ヒロインを信じる辺りは好感。ラストの真相まで一気読みできる、面白いロマでした。
すごく感動とかはないが、エンタメロマとして満足。

海外ロマンス 読了一覧



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