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伯爵に拾われた娘 ヘレン ディクソン
2016年01月07日 (木) 16:33 | 編集

伯爵に拾われた娘 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)
2015/10/1
ヘレン ディクソン (著),

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伯爵に拾われた娘 

ヘレン ディクソン

男爵令嬢のエドウィナは少年に変装して家から逃げだした。不気味な老伯爵との縁談を、絶対受け入れられなかったから。だが世間の風は冷たい。所持金をすべて盗まれたうえ、悪人の手に落ち、ロンドンの路地裏でスリをはたらかされるはめになってしまった。ある日、偶然出会った立派な身なりの紳士アダムに救い出された彼女は、ほっとして自分が女性であることを告白した。すると、驚いた様子のアダムに意外な話をもちかけられる。「しばらく僕の屋敷に滞在して、ある仕事をしてくれないか?」伯爵位を継承したばかりだという彼から真剣な顔で頼まれ、一抹の不安を覚えながらも承諾したエドウィナだったが…。
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copyright 2005
The Earl and The Pickpocket

少年に変装して家出をしたためにスリにまで身を落としてしまった男爵令嬢のエドウィナ。そんな窮地の彼女を救ったのは、画家のアダムだった…

借金のために嫁として売られてしまった波瀾万丈なヒロインのロマンスを描く。
乙女の胸キュンを求めるとちょっと違うが、気の強いヒロインに翻弄されるヒーローとの掛け合いが、テンポよく展開します。
かなり型破りなヒロインで、変装が板につきすぎて淑女然とした雰囲気すらない辺りかなり悲しい出だしですが、ヒーローに拾われてモデルをする辺りからロマンスらしい展開が待っております。勢いのある物語。さくっと楽しめるロマでした。

あらすじ
「ごめんなさいでは、すまないだろう」
少年は無言で刃向かうように目を上げた。日焼けした肌に印象的な青い瞳を見つめ返す。
魂まで射抜き、奥底に潜ませた秘密すら暴きそうな容赦のない、この目。冷たい恐怖に全身を焼かれ、少年はどうにか目で逃れる術を探ったが、男がそれを封じた。
懐中時計を盗んだ少年を捕まえたアダムは、自分が探す少年と重ねあわせた。
出会ったのも何かの巡り合わせかもしれないと、食事をおごった。

「信じるのは自分だけ。そのほうが楽だし、ややこしくない」

「だとしたら、寂しいだろうね」

エドはアダムを見つめた。確かに、想像もしていなかったほど寂しい。けれど、恐怖のほうが大きい。
セントジャイルズの荒んだ町に詳しいエドに目をかけたアダムは、盗人から足を洗わせるためにある仕事を頼んだ。
左足の不自由なトビーという少年を探して欲しいと。


冒頭の経緯。前金をもらったエドは、その金を元締めのジャック・ピアスに渡し、仲間を抜けると伝えたが、殴られてしまった。偶然居合わせたアダムによって助けられたエドは、娼館で介抱され、気づかぬ間に女性であることを暴かれてしまった。
アダムは本名を名乗ろうとしないエドウィナに惚れ込み、モデルとして雇い、絵の完成とともに彼女を抱くことに。しかし、彼女が本名を明かすと…

アダムは彼女の結婚と関わりのある親族で、いろいろと話がややこしくなるという展開。
彼女が何故家出したのか?どこまでが誤解なのか?探している少年トビーはどうなるのか?執拗な元締めの脅迫は?など、心の機微よりもストーリー展開に重点があるので、伏せておくが、もう少しぐっとくるものが欲しかった。
とはいえ、彼女を美しく描くアダムの惚れっぷりがいい雰囲気。
すごくオススメとはいわないが、まあまあ楽しかった。

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