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冷めた情熱 サラ モーガン
2016年01月13日 (水) 17:23 | 編集

冷めた情熱 (ハーレクイン・イマージュ)
2015/9/11
サラ モーガン (著)

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冷めた情熱 

サラ モーガン

看護師のクリスティはスペイン人の夫アレッサンドロと別居中。ハンサムで有能なドクターである彼のことは愛しているが、仕事にかまけて妻を顧みないことへの反発で家を出た―わたしをまだ愛しているなら、追いかけてきてくれるはず…。彼が現れるのを待つうち、一緒に連れてきた子供から家族全員で過ごしたいとせがまれ、やむなく家へ帰ることにした。自分から戻るのは本意ではなかったものの、夫との久々の再会に、クリスティは胸を高鳴らせた。だが、アレッサンドロは彼女の荷物を客用の寝室へ選ぶと、冷たく言い放った。「ここが、きみの部屋だ」(I-2387)
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copyright 2006
The Christmas marriage rescue

若くして情熱的に結婚してから早12年。思わず家を飛び出したけれど、夫は追ってきてもくれなかった。
クリスマスを子供にせがまれて、しぶしぶ家に帰ったけれど…屈辱。

片思いに終止符を』を初めとするハンター兄妹シリーズの関連作。救急救命室と山岳救助隊を舞台にしたシリーズです。つながりはないので単品で楽しめます。
夫が女として見てくれない。それどころか一人の人間としても、ちゃんと見てくれない。そんな子供が大きくなった母親の女性なら誰もが感じる夫婦間の問題がテーマ。
男女間の思考の違いが浮き彫りになっており、すれ違いがとてもコミカル。そういった観察眼や彫込みがサラ モーガンらしい。
邦題のタイトルと説明から鬼ロマを想像しますが、温かい雰囲気のクリスマスファミリーらしいロマ。

あらすじ
子供達はロンドンを嫌がり、クリスマスは湖水地方に帰りたがっている。怒りのおさまった今も、心の痛みは消えないけれど。いいわ、百歩譲って自分がばかだったことは認める。でも、彼があれほどつれない態度を取らなければ、こんなことにはならなかったはずだ。
夫からは音沙汰もない。これほど惨めなことってないわ。
クリスマスの間だけよ、と心に言い聞かせる。母親の愚かさと父親の傲慢で頑固な正確のせいで、子供までがつらい思いをするのはかわいそうだから。

そして今、目の前にいる彼は、例によって傲慢で自信たっぷりに足を広げたポーズを取っている。ため息が出るほど魅力的だ。二人はもう二ヶ月もベッドをともにしていなかった。
もういい人ができたのかしら?
大人たちの事情をよそに、子供たちは歓声をあげ、懐かしの子供部屋へ駆け込んでいく。

「なぜ連れて行ったんだ。子供たちの気持ちも考えろ」

言葉が胸に突き刺さり、クリスティは息を吸った。子供を連れて行ったことは責めても、私については言及しない。気になるのは子供のことだけなの?
私なんかどうでもいいのね。


冒頭の経緯。夫に客間へと案内され、さらに屈辱を感じるクリスティだが、夫のアレッサンドロも妻が出て行った理由をつかめずに、苛立っている。
風邪が流行り、救急救命室が人手不足の中、かつて優秀だったクリスティにお呼びがかかるが、夫は渋い顔。
そんな夫の言動から、さらに屈辱を感じたクリスティは、職場復帰を果たした。
アレッサンドロは、友人・ジェイクから、妻がクリニックの仕事を退屈に感じ、復帰したがっていたことを知らされ、自分よりも友人が妻のことを理解している状況に嫉妬を感じはじめ…

32歳まだまだ女性なの!やりがいのある仕事もしたいの!
男性らしい正論と、女性らしい感情論とのぶつかり合いの構図、中盤は仲直りをしたくても妙にすれ違う二人に、子供たちや友人・ジェイクがまきこまれる図。
ヒロインの言動がかなり子供っぽいというか衝動的な部分があり共感したくないのだが、多少共感してしまう自分が腹立たしい。
ただ、11歳の娘に仲直りしたい妻へのプレゼントを駄目だしされるアレッサンドロは笑える。
結局、全然覚めてない熱々の夫婦の犬も喰わない良いロマだった。
ちびっこ&ジェイク乙!

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