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ほろ苦いプロポーズ ベティ ニールズ
2016年01月16日 (土) 18:40 | 編集

ほろ苦いプロポーズ ハーレクイン・イマージュ
初版2006.1
ベティ ニールズ (著)

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ほろ苦いプロポーズ

ベティ ニールズ

イギリスで看護師として働くラヴィニアの夢は、両親亡きあと伯母に引き取られた妹と、また一緒に暮らすことだ。自分たち姉妹につらく当たる伯母と早く縁を切りたい。そのためラヴィニアは思いきって、好条件で働けるオランダに渡った。落ち着きしだい妹を呼び寄せよう。勤務先の病院には、病理学の権威テル・バフィンク教授がいた。その端整な容貌と温かい人柄で、看護師たちの憧れの的だ。ある日、教授に食事に誘われて、ラヴィニアは有頂天になる。彼みたいな男性に相談にのってもらえたら、どんなにいいかしら…。そんな思いが別の感情に変わるのに時間はかからなかった。(I1798)
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copyright 1975
The moon for Lavinia

妹のために一緒に暮らすことを考えているラヴィニアは、オランダで好条件の看護師の仕事を見つけた。勤務先の素敵な教授ラトメルに相談にのってもらうと、自分の娘シビーのためにも、結婚を提案され…

初期作。ベティお得意の便宜婚ものです。
ベティ作品を知らない読者に説明すると、えらく遠回りな片思い系の地味ロマなのだが、時代から超越したロマンチックな物語なのだ。
距離を置く二人の関係のためにひと肌脱ぐお茶目なティーンの娘達が可愛らしいお話だった。心温まる良いロマです。

あらすじ
手術室の勤務を終えたラヴィニアは、妹ペタからの手紙を読んだ。両親亡きあと、伯母に引き取られたものの、ラヴィニアと伯母は反りが合わなかった。ペタも伯母の恩着せがましい言葉で不安的になっているようだ。
ラヴィニアは新しい仕事場の面接を受け、採用が決まった。アムステルダムでは、二人でペタの年頃の女の子が好むような服を探そう。
オランダでの新しい生活が始まった。オランダ語は話せないが、仕事に違いはないのでおじけづくことはなかった。しかも、ほとんどの看護師が英語を話すことができ、気さくに接してくれたのは嬉しい驚きだった。
三日目、手術室から検体を病理検査に持っていくことになり、部屋を見回すと、一人の男性に視線が吸い寄せられた。
声をかけると、ラヴィニアが目を引かれた肩が、いらだたしげにすくめられた。この男性がテル・バフィンク教授なのだ。
彼は振り向きもせず、低い声で言った。

「ここに置いてくれ。僕の横に。そしたら、もう戻ってい」

ラヴィニアの胸は怒りでいっぱいになった。なんていう言い方!自分を何様だと思っているの?

「言われなくても、用事がすんだらさっさと戻ります」


冒頭の経緯。病院の誰からも尊敬を集める教授に向かってそんな口をきいた彼女に、教授は興味を持った。40過ぎで14歳の娘がおり、奥さんは十年前に亡くなったらしい。教授から食事に誘われ、気がつけば、いつのまにか妹の窮状を相談していた。
国立博物館に行く彼女を引き止め、一緒にいくことに。
「夢が続く限り、それが現実だ。テニスンもそう言っている。”ならば、夢に生きてもいいではないか?”とね、ラヴィニア」

妹のために、教授と結婚したものの、彼は”月をとろうと手を伸ばすようなことはしない女性”だと評した。彼の愛を求めることはまさにないものねだりだとあきらめ気味。
農家の火災で力を合わせても、ぎこちない二人の関係が続きます。そんな二人を心配するティーンがキューピット役をしてくれるのです。
胸キュンで、幸せ。

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