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傷ついても愛したい アン・マリー ウィンストン
2016年01月17日 (日) 18:43 | 編集



傷ついても愛したい (ハーレクイン文庫)
2015/12/
傷ついても愛したい (シルエット・ディザイア)
1995/7
アン・マリー ウィンストン (著),

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傷ついても愛したい 

アン・マリー ウィンストン

「ぼくと結婚すればいいんだ。結婚はお互いのためになると思うんだ」トムの突然のプロポーズに、タニスはただ茫然とするばかりだった。トムの妻でタニスの親友だったメアリーが死んでもう三年になる。彼は自分や子供たちの世話をしてくれる女性を必要としていた。彼と結婚すれば夢に見た“温かい家庭"を手に入れることができる。それにもう、母の老人ホームの費用に頭を悩まされずにすむ…。この結婚には愛などというばかげた幻想がないからかえってうまくいくはずだと彼は言うが、タニスは迷った。なぜなら彼女が一番求めていたものは、トムの愛だったからだ。八年前、初めて会ったときからひそかに彼のことを思い続けてきた。たとえトムに愛されないとわかっていても、彼や彼の家族を幸せにすることはできるのかもしれない。タニスはトムからの“契約結婚"の申し出を受け入れる決意をした。(D611)
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copyright 1994
Substitute Wife

隣人トムの妻メアリーの死から三年。親友メアリーを失ったタニスは、トムへの想いを抱えたまま、生活苦の窮地に立たされていた。
一方でトムも変わりはじめた子供たちとの関係に手をやき…

妻の死から家族を失うことに怯えるヒーローの姿が痛々しくも、家族愛が心あたたまるアメリカロマンス。
鬼ロマ要素あり。トムの台詞に多少の屈辱は感じたが、子供たちが可愛いらしく幸せな読後感だった。

あらすじ
「話があるんだ」隣人は弁解することなく言った。
夜、外にあるジャグジーバスに入り空想にふけると、一日の疲れが和らぐ。でも、教員だけでは賄えない母の老人ホームの費用への悩みは簡単には忘れられそうにない。
そんなタニスに声をかけたのは、隣人のトムだった。
なにをどきどきしているの、タニス・アン。彼はあなたにはふさわしくない男性よ。
そうよ、わたしには絶対ふさわしくない。真夜中に家の前の階段で彼と交わした情熱的なキスの記憶がふとよみがえった。トムにキスを許したのは間違いだった。かれこれ四年もおのことを後悔していた。
「きみに仕事を紹介しようと思って」
トムの妻メアリーほど話のわかる親切な人はいなかった。生涯最高の友だった。タニスは親友に恩返しがしたかった。ああ、過去からあのキスを消し去ることができたら。
それから一週間もたたないうちにメアリーは癌との戦いに敗れてこの世を去った。
しかし、トムはタニスの助けを拒んだ。タニスは拒絶され、深く傷ついた…


冒頭の経緯。トムは子供たちの子守のバイトをしないかと持ちかけるが、タニスは生活苦からもっと高給なバイトをしなければならないと断りを入れた。
しかし、教員の仕事との掛け持ちは予想以上にハードで、タニスは風邪をこじられ倒れてしまう。トムはタニスが倒れる場面に居合わせ、彼女の看病をし、生活の苦境を知ると結婚をもちかけ…

後半は、結婚生活。トムは、妻の死に苦いものがあり、病気と戦わずして亡くなった妻に複雑な感情を抱いている。
そして、タニスに惹かれまいとしながらも、罪悪感や家族を失う不安感などと戦い、乗り越えるという展開。
格好いいヒーローとは言い難いが、面倒くさい男を読むのは楽しい。
冒頭のジャグジーバスから、ホットなシーンに力を入れているだけの話なのかと思いきや、予想外にハートフルな良いロマで嬉しい驚き。
サクッと楽しめるロマです。

ドアに穴をあけたから風通しが良くなったようだナ。

海外ロマンス 読了一覧



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