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春天繚乱 花鎮めの姫と七星の剣  九月文
2016年01月18日 (月) 22:56 | 編集

春天繚乱 花鎮めの姫と七星の剣 (角川ビーンズ文庫)
2015/8/29
九月 文 (著),

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春天繚乱
花鎮めの姫と七星の剣  

九月文

大納言家の姫ながら女房勤めをする透子は、公達の誘いを躱しまくった結果、ついた呼び名が「今小町」。女たちの嫉妬にも負けず一心に働くのは、叔母・梅壷の更衣を守るため、そして大切な「約束」のため―。だがある日、透子は宝物・七星剣の窃盗容疑をかけられてしまう。窮地に陥る透子の前に現れたのは、すべてを兼ね備えた人物と評判なのになぜか透子にだけ冷たい朱雀院の宮で!?七星の宿命が紡ぐ、平安恋絵巻開幕!
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大納言家の姫でありながら、梅壺で女房勤めをする透子は、”小町”と呼ばれる美しい16歳の娘だが、数多の男を袖にしてきたことで冷たい女という意味の”小町”だということだと理解している。
透子に対し、辛辣な態度の朱雀院の宮に、怒り心頭で…

陰謀渦巻く後宮での男女の駆け引きと、女の嫉妬。一方外では政治的な思惑と心理戦。そんな中で、必死に肩肘張って頑張ってしまうヒロインを中心に描く平安ものです。
かなり気の強い、やる気満々のヒロインです。
目線で殺されそうです。男は悩殺。女は瞬殺。たぶん
平安後宮の細かな事情をまったく知らないローティーンが読むのは少々つらいですが、作者の前のシリーズなどが好きな方は、楽しめると思います。
出会いと始まりの1巻という雰囲気で、面白くなるかどうかは続刊次第ですが、期待しております。

あらすじ
叔母・梅壷の更衣は帝の寵愛を受け、弘徽殿の女房達からは疎まれている。透子は挨拶を終え、渡殿に散らかった嫌がらせを前に、困惑しながらも腹を立てていると、そこに現れたのは朱雀院の宮だった。

「あなたの行く先々にはなにかと事がおきますね」

   きた)
(今回のことはわたしのせいじゃないでしょう!?)
透子は心を決めるとことさら目を細め、扇をかすかに目元から扇をはずすと、誘うような笑みを向けた。

「宮様に祓っていただければ安心なのですけれども?」

    <今小町>と呼ばれる妖艶な微笑み。
並の公達なら目線一つで落ちただろう。だが朱雀院の宮はその瞳の奥にある朝鮮的な光を見て取った。
だが、去り際に朱雀院の宮がぱさりと扇を開、落とした一言を拾ってしまった。

   あなたは、<小町>と呼ばれる意味をいま一度考えられたほうがいい」


冒頭の経緯。天敵のような朱雀院の宮に苛立ちを隠せない透子に対し、人柄の温かな梅壺の更衣・紗子は朗らかに笑う。
左大臣の娘である中宮亡きあと、孫娘を弘徽殿の女御にするが、帝の寵は紗子に移り、紗子を女御にするのではとピリピリしている。
一方、父に呼ばれた透子は、結婚をせっつかれ、幼馴染の龍尚には待ってもらっている状態。なぜなら、透子には、幼い頃にある姫と交わした約束があったから。
藤原の息のかかった国司と地方の豪族との間での軋轢を肌で知っている透子には、女の身でもできるこがあると信じており…

透子にまとわりつく、近衛中将に辟易しながら、亡くなった七星剣の捜索に巻き込まれ、それを探す朱雀院の宮の仕事に首を突っ込みという展開。
その幼い頃の姫が誰かは、読んでのお楽しみ。
いろいろと無自覚なヒロインが、何故そこまでの覚悟を幼い姫と約束したのか、その辺りの事情がこの巻では、さらりとした説明だけのような気がして、読者の同情を買うまでには至らなかったので、続刊では、朱雀院の宮の境遇など、その辺りの事情も含め、恋の進展とともに期待したい。

九月文 読了一覧

角川ビーインズ文庫 読了一覧

二巻目でました。
2015/12/26




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