本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
一夜だけの永遠 ジェニファー・アシュリー
2016年01月20日 (水) 15:18 | 編集

一夜だけの永遠 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
2015/10/21
ジェニファー・アシュリー (著)

---楽天---




一夜だけの永遠 

ジェニファー・アシュリー

伯爵家の長女イザベラと公爵家の三男マックは、七年前、周囲の反対を押しきって結婚した。だが互いを愛するがゆえに求めすぎる結婚生活は、双方を傷つけるばかり。身を切られる思いで家を飛び出し、三年半がたった今、用事で夫のもとを訪れたイザベラは彼のセクシーな姿に息を呑んだ。愛しあった過去が脳裏によみがえり、体が熱くなる。だけど彼のもとに戻れば、また苦しむだけ。ところがマックの名を騙る男が社交界に現れ、二人はこの事件のせいで一夜をともに過ごす羽目になり…。
------------------------
copyright 2010
Lady Isabella's scandalous marriage

<マッケンジー兄弟シリーズ>第2作目です。
前巻「はじめての愛を知るとき」から四年。2作目に喜ぶファンも多いシリーズのようです。
キルトを着用するハイランダーの男達のお話ですが、時代背景は1881年とかなり近代。ハイランダーものらしい活劇物ではありません。公爵の弟であり妻を愛すセクシーな画家マックとの夫婦関係の修復ロマです。
妻への愛にあふれる誠実な男なので、いい男ではあるが、かなりまったりとしたストーリー展開で、二人の諍いの原因が明らかにされるのもかなりのページ数を読まないと理解できず、いつまでが序章かと少々突っ込みたくなる部分ありです。
偽物マック事件は、物語の一部の構成要素でしかなく、あくまで夫婦関係やそれを取り巻く日常がメイン。まったりロマ好きならおすすめ。
ホットなシーンはしつこくない程度。
前の巻を読んでいないと、いまいちマッケンジー兄弟の良さが理解できないと思う。(しくじった。前の巻読んでない;;)

あらすじ 1881年
どうしてこうなるんだ。
イザベラは短い書付けひとつを残して自分のもとを去って以来三年半、マウント・ストリートのこの家には一歩も足を踏み入れていなかった。その妻がいま、訪問用の帽子と手袋を身につけ、ドアの前に立っている。
よりにもよって、惜しげもなく股を開いたモリー・ベイツを夫が描いている最中に。
弟との結婚式で顔を合わせ、追いかけるようにロンドンに戻ってきたのだが、よもやこのような形で向き合うことになろうとは…。
妻は落ち着いた態度で、モデルをねぎらいお茶を勧めると、マックに”マッケンジー・イエロー”を見せた。しかも、ある屋敷に売られた絵だと言う。

「でたらめだ。ぼくは描いた絵を売らない」

妻に書きかけの絵を「胸が悪くなる絵ね。まるでモデルが蜘蛛みたい」と指摘されれば、なるほどイザベラの言うとおりだ。見るに耐えない。酒を断って以来、まともな絵は描けなくなり、今度こそましな絵がかけるなどと、どうして思ったのか自分でもわからなかった。
マックはいらだちを鎮めようと、深々と息を吸い込んだ。「待ってくれ、頼む」
ここでまた去られたら、もう二度と戻ってきてはもらえないような気がするからだ。
「イザベラ」マックは声を落として言った。「行かないでくれ」


冒頭の経緯。誰が偽物を売りに出したのか?画商に話を聞くと、売りに来た男はマックそっくりだったと助手が言っていたらしく絵の出来も悪くない。しかし、イザベラが犯罪だと言ったことでマックは捜査を頼むことに。
イザベラとは、6年前彼女のお披露目の舞踏会でキスし、駆け落ちして結婚した。以来、彼女は親族と絶縁し、別居中のイザベラの家計はマックが面倒を見ている。
マックはイザベラに戻ってきて欲しいと願うが、ある夜、屋敷を何者かに放火され、イザベラの住むところへ使用人全員を引き連れて居候をはじめ…

妻に慰めを求める呑んだくれだったマックは、妻に捨てられたことで、猛烈に反省し現在に至る。そんな二人が、お互いを模索する。
彼の絵はマネに似ていること、若草物語の話題が出てくることなど、キルトをめくって楽しそうな浮世離れした二人のやりとりから不意に近代が話題に入り、不意打ちを食らったりする。
偽物マックがもっと話に絡むのかと思ったが、違った。偽物話はラストを盛り上げるだけの添え物だと知っていたらもっと楽しめたと思う。
一気読みする物語ではなく、一週間くらいかけて、各章を少しずつ読む本。
おまいら、まだそこらへんかよと突っ込みながら。

海外ロマンス 読了一覧

---関連作---
1巻目 イアン



関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク