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伯爵の花嫁候補 アニー バロウズ
2016年01月29日 (金) 12:52 | 編集

伯爵の花嫁候補 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)
2014/4/25
アニー バロウズ (著),

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伯爵の花嫁候補 

アニー バロウズ

放蕩伯爵デベン卿は30歳を迎え、跡継ぎをもうける必要に迫られていた。久々に舞踊会に足を運んで妻にふさわしい女性を見つけようとしたが、蜜に群がる蜂のように玉の輿狙いの浅ましい令嬢ばかりが寄ってくる。うんざりした彼が大広間からテラスに逃げだしたところ、妖精を思わせる娘、ヘンリエッタと出会った。田舎から出てきたばかりの彼女はロンドン社交界から冷遇され、テラスの植えこみの陰で涙に暮れていたらしい。デベン卿はヘンリエッタを妻にしようと心ひそかに決め、放蕩者として名高い彼に警戒の目を向ける彼女に話しかけた。「きみを光り輝く社交界の華にしてやろう」
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copyright 2013
Never Trust a Rake

放蕩伯爵デベン卿は、結婚の罠にはまりそうな所をヘンリエッタに助けてもらった。しかし、感謝を伝えようと捜し出し、公園へ誘ったものの、ヘンリエッタは彼女の親戚に挨拶もしない彼の傲慢さに腹をたてており…

ヘンリエッタは、田舎から好きな男を追いかけてロンドンに来たものの、都会の生活で浮かれる彼に振られ、泣いていた。そんな屈辱的な状況で、デベン卿を助けたことが切っ掛けで、デベン卿に目をつけられ社交界で注目される存在に。
屈辱的な噂になるくらいなら、社交界の華になりたい!という彼女を、デベン卿が不埒な計画を立てて結婚まで持ち込もうと考えるというお話。
貴族にありがちな浮気を粋とする家庭で育ち孤独に育ったことで、女性不信で結婚不信な彼は、真っ当な求婚という手段を思いつくことができない、かなり不器用な男なのだ。しかし、彼女の信頼の眼差しを裏切れない高潔さが、歯がゆくて楽しい。
ウイットに富んだ誤解の多い二人の会話に、くすっと笑ってしまうお話。

あらすじ
結婚は由緒ただしい伯爵家の跡継ぎに課せられた義務だった。
デベン卿は手すりに背中を預け、雨空を見上げた。かろうじて顔の火照りは引いたものの、激しい胸のむかつきはおさまらない。この憤りを癒せるものなどなにもない。
最初に目の前を通りかかった娘に求婚してしまえばいい。
しかし、ふらりと現れた娘にしがみつかれ、逃れようと娘の手をつかんだところに、その母親が人を引き連れて現れ、責任の追求を始めたときには、何がなんでも、こんな女狐に伯爵の姓を名乗らせてなるものかと言おうとしていた。
その矢先、テラスの奥からもうひとりの娘が植木の陰から現れた。
秋の妖精の表情は凄まじかった。細面のわりに少々しっかりしすぎている鼻は赤く、鼻水もとまらないようだ。涙の跡とは違うものが何筋も残っている。恐ろしいことに、鼻水のあとにしか見えない。
それなのに、よくぞ人前に顔を出して、ミス・ウェイヴァリーの作戦の邪魔ができたものだ。デベン卿とは友人でもなければ顔見知りでもないのに。

世話になっている親戚は商人の屋敷だが、ヘンリエッタの父は学者として有名で家柄も良い。ヘンリエッタを捜し、感謝を伝えに現れたテベン卿だが、率直で人への気遣いに欠る物言いは、ヘンリエッタを褒めているにも関わらず、(とくに鼻!)彼女にとってお世辞、もしくは田舎者と、自信のなさに拍車をかけてくれる。
田舎から恋人を追いかけてロンドンへ来たことも察しのいいデベン卿に言い当てられてしまった!
だが、格下扱いされてしまった彼女に、僕が一緒にいれば誤解も解けると彼は言う。

「そそられるだろう? ミス・ウェイヴァリーより光輝く社交界の華になりたくないか? 男たちがきみの手を取ろうと争い、きみの客間につめかけてくるんだそ」


冒頭の経緯。彼の提案を拒否したものの、彼と公園を回ったことで、社交界の人々の噂の的となってしまったヘンリエッタ。
このままでは、悪評が広まり、父や兄に迷惑をかけるのでは…。
助けを求めてくれば手を貸すという彼の言葉を信じ、ヘンリエッタは彼のレッスンを受けることになるが…

というわけで、デベン卿はヘンリエッタの誠実さや家族思いの愛情に憧れを感じ、家庭を持ちたくなるのだが、罠にハマるような男は、罠を張り巡らせるのも上手いというわけで、自分の良心の呵責との戦いがクスっと笑える展開がまっております。
中盤、おまい何がしたいんだ?とデベン卿に突っ込みをいれたくなるが、楽しかった。

海外ロマンス 読了一覧

漫画版の方はかなり改編しているが話がわかりやすく可愛い(しっかりした鼻w)。デベン卿がいい男。




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