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迷い込んだ愛の森 ヘレン ディクソン
2016年01月29日 (金) 22:35 | 編集

迷い込んだ愛の森 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)
2014/12/25
ヘレン ディクソン (著),

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迷い込んだ愛の森 

ヘレン ディクソン

貴族の家に五女として生まれたデルフィーンは、姉たちのように美人でも優雅でもないことに引け目を感じていた。華やかな社交界にもなじめず、おばの影響で慈善活動に精を出す毎日だ。ある日、デルフィーンは孤児院から逃げ出した女の子を捜すうち、いかがわしい館に足を踏み入れてしまった。そこで、何者かの配下とおぼしき男から“人助け"を頼まれる。そして親切心からついていった先に、容赦ない運命が待ち受けていた!男の上司であるスティーヴンという名の貴族に娼婦と間違われて…。相手の勘違いに気づいたのは、時すでに遅く、純潔を奪われた後だった。ああ、困った人の役に立ちたかっただけなのに、なぜこんなことに?
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copyright 2012
Miss Cameron's Fall From Grace

娼婦と勘違いしたことから結婚するハメになってしまった二人が、戦争という名の時間を置いて再開し、すれ違いながら夫婦としての絆を築く、という紆余曲折のロマ。
ロマンスの合間にスペインでのフランスとの戦争という史実が混じります。添え物的ですが、二人の関係の大きなターニングポイントで、物語に彩りを添えます。
ヒロインの気の強さは微妙ですが、切ない男心を抱くスティーブンが好感でした。

あらすじ
4人の姉がおり、待望の男子ではなかったうえに、双子の姉のように美しくないデルフィーンは、両親との仲は悪く、慈善活動をする伯母の影響を受けて育った。
デルフィーンは娼婦メグの娘メイジーを孤児院に連れ戻すために娼館を訪れたが、メイジーの父親であるウィル・ケリーにいいように利用されるメグも、メイジーも心配でならならい。
メグは色々な名を使って娼婦をしているが、少し前はデルフィーンの名を使っていた。そのため、ある男がデルフィーン本人に、デルフィーンを探していると言われた時に、気がつくべきだったが、”人助け”を頼まれたことで、自分が最悪の危険を引き寄せているとは、露ほども考えず、助けを求める大佐のもとへ向かった。
わからないのは、自分がどこで間違ったのかということ。
私はいったいどこでどうすればよかったの?

「君がわからないなら、私が答えられるはずがない。君は娼婦だ。そして今夜は私のものだ」


冒頭の経緯。娼婦として抱かれてしまった屈辱を抱えきれず、母に相談してしまったことで、デルフィーンの両親はスティーヴンに責任を取るように追求。彼は結婚に同意する。
しかし、彼は間もなく戦地へ旅立つ。彼が帰ってくるまでの間、両親が彼女を受け入れることを拒否したことで、デルフィーンは彼の領地コンウォールのタマラ館へ。
蜘蛛の巣だれけの荒れた館と、密輸が横行する土地に、デルフィーンは置き去りにされることに…

後半は、二年の歳月を経て、”愛はいらない”と言った彼が、彼女への罪悪感から素直になれず、モンモンとする一方で、デルフィーンは彼には他に好きな人がいるのだと思い込みすれ違う展開。
二年も経った割には、成長しているようなしていないような二人を見守りつつ、楽しく読了。
後半は、デルフィーンの誤解からツレナイ態度であしらわれるスティーブンがちょっぴり不憫だったナ。
娼婦の娘メイジーのことで二人が一生懸命になる辺りは、ハラハラした。
悪くないロマ。

wiki/バダホス
/wiki/Battle_of_Albueraスペインで暴徒となった軍に関して無力感を感じたという戦いはこちら。

海外ロマンス 読了一覧



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