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塔の上の花嫁 アニー バロウズ
2016年02月12日 (金) 18:47 | 編集
塔の上の花嫁 (ハーレクイン・ヒストリカルスペシャル) 2012/3/2 アニー バロウズ (著),
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塔の上の花嫁 


アニー バロウズ

エロイーズは伯爵のもとに押しかけたことを早くも後悔していた。イギリスの有力者であるウォルトン伯爵がこのパリで恋に落ち、指輪を贈って求婚したのは、美人の妹であって私ではない。でも、妹は別の男性と駆け落ちし、彼の評判は危機に直面している。そして私は、大嫌いな男と結婚させられそうになっているのだ。互いの問題を解決するには、きっとこの方法が最善のはず…。「マドモアゼル、さっさと用件に入ってくれないか?」いらだたしげな伯爵の冷たく光る瞳にひるみながらも、エロイーズは意志の力を振り絞って言い切った。「とても簡単なことなんです。私と結婚してください」。(PHS34)
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copyright 2008
The earl's untouched bride

エロイーズは、望まぬ結婚を避けたいことも重なって、恋人と逃亡した愛らしい妹の代わを伯爵に申し出た。面子を保つために彼女の申し出を受けることにした伯爵だが、いつも妹の影におり存在感の薄かったエロイーズに興味はなかったにもかかわらず、次第に惹かれはじめ…。
物語の舞台はナポレオンが倒れた直後のフランス。
とはいえ、物語は中盤からイギリスでの王道な展開。
ただ、ヒロインは彼の行動を裏読みしてマイナス思考を展開し、お互いに平行線の喜劇的な展開をたどるので、少々面倒な二人ではあります。
悪くないですよ。

あらすじ
「きみは……違う……彼女じゃない」

「はい、フェリースではありません」
彼の前でひざまずいている女は、大胆に彼の視線を受け止めた。

「偽物じゃないか」

顔が綺麗で肉感的な魅力を持つ妹と、顔も平凡でガリガリの姉。二人を見間違えるなんてあり得ない。会いたかったのはフェリースだ。わたしはかすかな希望を持って待っていたようだ。自分が見たいと思っていたものが見えたような気がしただけだった。わたしはなんて愚かなのだろう。
「わざわざやってきて、ひれ伏すような真似までして」チャールズが怒りだした。
だが、追いだそうとした矢先、目に涙をためて誇り高く立ち去ろうとするエロイーズを思わず引き止めてしまった。
緊張する白い顔を見ているうちにチャールズは彼女の真意を知りたくなった。
妹が両親の反対を押し切り恋人と逃げたこと。気落ちする両親。そして彼女が絶対に結婚したくない相手の話を、エロイーズは一気にまくしたて、結婚させられそうになっている男の名前を口にした。
チャールズは秘書にエロイーズの訪問について口止めしながら、付け加えた。

「彼女の提案ははなはだ現実離れしているが、彼女を妻にすれば、デュ・モーリアックの鼻をへし折れるんだぞ。彼女を好きになる必要はないんだ。きみも聞いただろう? 心底嫌われて、叩かれてもいいと言うんだ。ここはひとつ彼女に恩を売るべきなんだよ」


冒頭の経緯。妹の逃亡に嘆く一家を訪問した伯爵は、体裁を守るためにエロイーズとの結婚を彼が思いついたように提案した。
しかし、エロイーズに好感を持ち始めて結婚したにも関わらず、彼女が得意な絵に自分が描かれたことで、(自分の描かれている部分を)「燃やしてほしい」と言ったひと言で、彼女は絵を禁止されたのだと誤解し、泣かせてしまう。
フランスからイギリスへ渡る段階では、デュ・モーリアックが亡くなり、彼女が結婚する理由もなくなったことで、チャールズは彼女が離れるのではと心配し…

一方でエロイーズは、逃げた妹を愛するチャールズはイギリスに渡っても自分を愛してくれていないのだと思い込み、家宝のダイヤをもらってもクリスタルだと勘違いし、戦いで負傷した腹違いの弟ロバートの引きこもりをなんとかしようと奮闘するも、チャールズは不機嫌に…という彼の優しさと嫉妬に気づかず、ヒロイズムに浸りながらトンチンカンな行動を繰り返すという雰囲気。
ずっと同じような展開ではあるので、山場にもう少し何か欲しかったと思わなくもないが、楽しく読了。

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