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不埒な公爵のキスの作法 ローラ・リー・ガーク
2016年02月18日 (木) 10:26 | 編集

不埒な公爵のキスの作法 (ラズベリーブックス)
2010/12/10
ローラ・リー・ガーク (著)
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不埒な公爵のキスの作法 

ローラ・リー・ガーク

ヴィクトリア時代、ロンドン。お針子のプルーデンスは雇い主にこき使われる毎日を送っていた。舞踏会に駆りだされたある夜、意地悪な伯爵令嬢から救ってくれたのは、まばゆい笑顔をたたえたセント・サイアス公爵、リースだった。さらに舞踏会からの帰り道、女中を暴漢から助けるところに出くわし、彼はプルーデンスの理想の男性となった。その翌日、フラットに戻ったプルーデンスを弁護士が待っていた。行方不明だった父親がアメリカでデパート王として成功したのち亡くなり、財産すべてを彼女に残したのだ。ただのお針子が、イギリス一の大金持ちになると聞き、驚くプルーデンス。ただし、相続には1年以内に結婚しなくてはならないという条件があった―。初めはただ幸運を喜んでいたプルーデンスだったが、噂はまたたくまに広がり、次第にとまどいをおぼえるようになる。そんなとき、女相続人であることを知らずに、リースが声をかけてきたことで、心から安堵を覚える。だがリースは実は噂をすでに知っており、借金だらけの公爵家を立て直そうと“プルーデンス好み”の恋愛のふりで誘惑しようと考えていたのだ。勇敢で紳士的な公爵として振舞おうとするリース。だが計画を進めていくうちに財産は関係なく、ただ彼女に愛されたいと思うようになってしまう。リースの愛を信じるプルーデンスと愛に目覚めてゆくリース。ふたりの恋の結末は?―。
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copyright 2008
The wicked ways of a duke

ガールズ・バチェラーシリーズの2作目。お針子のプルーデンスの物語。
ヴィクトリア朝という時代で、たくましく生きる独身女性にスポットをあてたシリーズ。
貧しかったお針子が、一夜にして大金持ちに。そんな女相続人となったヒロインを、切羽詰まったヒーローが財産目当てということを隠し、素知らぬ顔で彼女に接近…というお話。
物語どうしのつながりは薄いので単品でも楽しめる構成。王道だが、作者らしい掛け合いの楽しさでヴィクトリアという新しい時代を生きる人々をイキイキと描いている。テンポもよく、一気読みできる。
ヒロインのトキメキや恋心ではなく、ヒーローの弱さに注目すると楽しめる作品。

あらすじ
ほつれてしまったドレスの裾をプルーデンスはまつりあげるが、舞踏会のダンスに間に合わないとしびれを切らすレディはプルーデンスの針箱を蹴飛ばした。
セントサイアス公爵と結婚するつもりだと話すレディの前に、本人が現れレディの不機嫌はおさまった。手元に影が落ちたので、針を持つ手を止めて、上目づかいに盗み見た。28年生きてきて、公爵とよばれる人に会うのも、ここまで大胆に女性の気を引こうとする男性を見るのも初めてだ。
公爵が影になってしまったことを口にするとレディは怒りの声を上げた。公爵は面白がるふうで、針箱に針を拾い集めはじめた。公爵と視線がぶつかると、胸の奥で心臓がよじれた。
公爵は美しかった。

もっといい仕事に就けたらどんなにいいかしら……。こんなに働かなくてもすんだら……。お金持ちだったら……。
プルーデンスはマダム・マルソーの店でお針子として働いている。そんなある日、母を捨ててアメリカで財を築いた父の遺産を相続できることを弁護士から告げられた。
しかも後見人として、叔父夫婦がすぐさまやってきた。卑しい私生児として厄介者だと叔母に思い知らされてから、叔母にだけはシャペロンになってほしくなかったのに。しかも、追い出されるようにロンドンで働きはじめたプルーデンスに、同じロンドンにいたにも関わらず連絡もなかったまたいとこのロバートも現れた。

公爵という肩書以外は破産寸前のリースがオペラへ出向いたある夜、お針子のプルーデンスが女相続人となったことを知り合いのマダムから知らされた。

「でもね、この話には裏があるの。あなたはとても興味を惹かれるはずよ。あの娘が遺産を相続するには、結婚することが条件なんですって」


冒頭の経緯。ロバートと結婚させたい叔母夫婦の思惑を承知の彼女は、公爵に関する悪い話を受け流し、すべてを素知らぬふりでプルーデンスにアプローチを始めた公爵を全面的に信頼する。
魅力的だという彼の言葉に舞い上がるが…

後半は、遺産を相続することを彼に打ち明け、婚約する二人。順調に準備が進む中で、彼と彼の母との関係がかなり冷えきっていることを知らされる。弟の死に関することを何も打ち明けてくれず、気さくな割に壁を作る彼との関係を考える…だが、ある日、プルーデンスとのオペラでの再開で彼が嘘をついていた事実を知ってしまう…

というわけで、取捨選択を迫られるラストへ。
あくどい叔母達や、窮地のヒロイン、ヒーローの罪悪感や口にしたくない弟の真実など、最後までおもしろかったんだけどね…。
でも正直にいえば、ラストのヒロインの行動があまり好きになれなかった。その一点でなんかなぁ〜お金の問題は、どっちに転んでも読者としてはぐちりたくなる。(´・ω・`)


----ガール・バチェラー シリーズ------
1淑女にささげるキスの作法 出版社秘書・エマ
2不埒な公爵のキスの作法 お針子・プルーデンス&リース
3侯爵に甘いキスの作法 パティシエ・マリア&フィリップ
4伯爵に真実のキスの作法 作家・デイジー&セバスチャン

海外ロマンス 読了一覧

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