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なりゆき斎王の入内 心の花は咲き出ずる 小田菜摘
2016年02月20日 (土) 17:37 | 編集

なりゆき斎王の入内 ~心の花は咲き出ずる~ (ビーズログ文庫)
2015/12/14
小田 菜摘 (著),

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なりゆき斎王の入内 
心の花は咲き出ずる 

小田菜摘

異母弟・三の宮と激突した明槻が心配な塔子は、後を追って東宮御所へ。しかし彼を待ってたはずが、気づけば朝で、隣には明槻が寝ていた!!これはまさか―と盛大な勘違いをする塔子の元に、再び苑子の母・省子から文が届く。真意がわからなぬまま誘いを受けた塔子に、彼女は「姫の産む子が若君であれば、引き取っていただけませんか?」と衝撃の提案をしてきて…!?
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明槻への入内の話のあった苑子は、彼の弟三の宮の子を宿している。一方で、報復人事によりスネぎみの三の宮は苑子から遠ざかり、それが塔子は気になってしかたながい。二の宮に相談を持ちかけるが…。
苑子の母であり、明槻の叔母にあたる省子も、油断のならない人物のようで…。

宮中編の後半です。しょっぱなから、塔子の寝顔を見て素で恥ずかしことを口走る明槻にムフムフ。
二人の関係は安泰?なようで、塔子がやっと彼への強い気持ちに目覚めてくれた辺りは嬉しい巻となっております。
ただ、ラブ好きからすると、二人の関係が順調すぎる故に物足りなさを感じる部分も人によりありかも。
とはいえ、前巻で説明的だった明槻の母と、その妹(明槻の叔母)省子の暗い思惑、母という存在に求める明槻の気持ちや、塔子の成長など、読み応えありで面白かった。もちろん、(それ必要かよ!と突っ込みどころありの)史実なども。

あらすじ
そういえば塔子と別れる寸前は、三の宮の件で立腹して自分のことも周りのこともまったく見えていなかった。そんな自分の態度に、塔子は心配をしてくれたのだろうか。
明槻は、あらためて膝の先にある塔子の寝顔を見下ろした。
うっすらと開いた唇から規則的な寝息が聞こえる。白くすべらかな頬に艷のある黒髪が打ちかかり、寝息にあわせて華奢な肩が緩く動く。彼女のひとつひとつの有様や所作を眺めているうちに、自然と口元がほころんでくる。

  どうして」
「は?」
「どうして、こんなに可愛いのかな」


冒頭の経緯。明槻を待ち疲れて寝てしまった塔子は、翌朝盛大な勘違いをする。「新手枕の夜のことを全然覚えていないなんて!」(初夜)
そんな塔子のジタバタはさておき、政敵であった左近衛大将から明槻は屋敷に招待され、彼から母である省子内親王は姉と自分を比べ、イワナナガ姫のように取るに足らぬ存在だったと語っていたと聞かされる。
省子が塔子を招待したのは和解のためだと思っていたが、真相は分からずじまいだった。
左近衛大将は、周りに聞こえないような、小さな声で言った。
「内心では妹である自分のほうこそ、コノハナノサクヤヒメになるべきだと思っているのかもしれません」

コノハナノサクヤヒメとイワナガヒメの物語から、女の妄執が怖い部分のあるお話となっております。省子が何を考えて提案してきたのかは、面白い部分であるので、ヒミツということで。
直霧さんの妹ハイスペック女子・万結が笑えた。二の宮のちょっかいから天然塔子を守る鉄壁女子。せっかく前の巻で粥杖で叩く尻を間違えたのだからと期待していたのだが、万結の鉄壁のガードにより読者のゲスな予想は見事に粉砕されてしまった(´・ω・`)
塔子が心配する、”新手枕の夜”の件に関しても、塔子可愛かった。紅茶吹いた。

政治的な駆け引きが多くなってきましたが、その中で、惑わされない強さを塔子には持って欲しいものだと、続刊にも期待しております。
早く御子の顔がみたいわ。(ヤダ!自分はそんなことを口にする歳じゃないわ!

ところで、どうでもいいのだが気になってしまう菜摘お嬢様のうんちくネタなのだが、参考文献の多さから本当かどうか気になるところではある。
そこで、p205にある孫王についてwikiを見てみた。
…だから何?とか聞かないで!そこが面白いところでもあるのだからw
34代/wiki/舒明天皇
36代皇極天皇/wiki/斉明天皇
36代/wiki/孝徳天皇

小田 菜摘 読了一覧

B's LOG文庫 読了一覧



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