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忘れられた婚約者 アニー・バロウズ
2016年02月24日 (水) 22:38 | 編集

忘れられた婚約者 (ヒストリカル・スペシャル)
2013/3/29
アニー バロウズ (著),

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忘れられた婚約者 

アニー・バロウズ

6年前にロンドンに出てきたメアリーは、しゃれた通りにある仕立屋でお針子として働いている。メアリーが刺繍を施したドレスは、いま社交界で大流行しているが、彼女はまったく給金をもらっていない。食事と眠る場所の心配がないだけでも、感謝すべき身の上なのだ。ある日の朝、メアリーはお使いの帰り道、全身黒ずくめの紳士に追いかけられ、怯えながら店に戻った。数日後、メアリーはその謎の紳士、マシソン卿と思わぬ場所で再会し、激怒する彼から一方的に問いただされた。「結婚式の前に、きみがぼくのもとから逃げた理由を教えてくれ!」。(PHS60)
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copyright 2009
Devilish lord,mysterious miss

記憶喪失もののリージェンシーロマです。
『売り渡された花嫁』との二部作。
どちらも単品で楽しめる構成。
ヒロインは、男性に恐怖心を抱える記憶喪失の娘。絶対にマシソン卿の元婚約者じゃなかったと確信しながらも、いろいろと大混乱してヒーローを翻弄しているだけに、読者もヒロインの言動に翻弄される。
シリアスな物語のようでいて、実際は喜劇だと考えると、楽しめるロマ。冒頭のヒーローが病みすぎててw

あらすじ
クリストファー・ブレレトン  マシソン卿は歩道の手すりをつかんで体を支え、ミス・ウィンターズが住む家の正面を見上げた。恐ろしく野心的な母親と鬼のような父親とともに住んでいる家だ。
ミス・ウィンターズが仕掛けた結婚の罠を「すでに婚約している」と切り捨てたことに腹をたてた父親は、コーラを再び亡き者にすると断言し、それから3日になる。
3日連続で大金を失い、昨夜はついに、それが何を意味するか受け入れたのだ。
コーラはここにはいない。この七年で初めて、彼はどこにも彼女の気配を感じられなかった。

七年前、コーラが突然彼の前から姿を消してから、コーラの兄であり親友だったロビーから殺人者呼ばわりされ、もともと愛情の薄かった両親からも見放された。
それからというもの、絶望の中でコーラに語りかけることで、賭けに勝ち続け財産を築いた。賭けをする人はみな縁起を担ぐものだが、ぼくは誰よりも迷信を気にするほうだろう。ぼくはコーラの存在を感じた最初の日から、彼女を怒らせるのを避けてきた。
世間がぼくにあると思っている超人的な力があれば、いまこそそれを使うのに。コーラを呼び戻せる呪文を口にして……。
何かの一節が頭に浮かんだ。三回唱え、三回……。
シェイクスピアか何かの本で読んだうろ覚えの呪文をつぶやいたとき、小柄な若い女性に目を奪われた。
とたんに、彼は肺の空気をすっかり奪われたようなショックを感じた。
コーラだ。

「そんなばかな!」

コーラの愛は、あの世からぼくに手を差し伸べるほど強かったのだ。


冒頭の経緯。酔いながら幽霊を見たと信じる一方で、少年の言葉を信じコーラの身辺を探りはじめる。
彼は友人とコーラが酒場に現れた現場で、彼女を問い詰めるが…
一方、メアリーは逃げるようにロンドンに出てきてお針子として働きはじめたものの、無賃金のうえ無休で働かされてきた。ロンドンに来た当初は、頭痛に悩まされ、混乱していたが最近は落ち着いていた。ところが男性に追いかけられ、恐怖をひさしぶりに感じた。それから数日後、酒場にその男性が現れ、彼女をコーラだと言い始める。
マシソン卿と名乗った男性に娘が辱められたという、ウィンターズ夫人は、コーラの存在を聞きつけ、メアリーをやめさせるように圧力をかけてきて…

というわけで、仕事を失ったメアリーは、絶望の淵に。
中盤からは、彼に拾われ、新しい生活が始まるわけなのだが…。「コーラ」と呼んでいいと承諾しながらも、自分をコーラだと認められないジレンマと戦い、マシソン卿が愛するコーラに妬みながら、自分ではないと確信しているのだが……真相は読んでのお楽しみで。
ええっ、そうなの…(´・ω・`)そう思ったんじゃぁ、しょうがないね…くらいの温かい気持ちで見守ってやってくれたまえ。
ヒロインの支離滅裂な所といい、ヒーローの病み具合といい、他にはない作品。でも勢いがあるので、どうなるのか気になって一気読み。
さくっと楽しめた。

海外ロマンス 読了一覧




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