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ゆえなき嫉妬 アン ハンプソン
2016年03月05日 (土) 21:01 | 編集

ゆえなき嫉妬 (ハーレクイン・ロマンス)
2016/1/14
アン ハンプソン (著),

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ゆえなき嫉妬 

アン ハンプソン

アテネの船舶会社で重役秘書をしていたヘレンは、ゴージャスなギリシア人社長ニックから強引に体の関係を迫られ、イギリスに逃げ帰るが、そこでも災難が待っていた。よりにもよって親友の夫にしつこく言い寄られ、求愛されたのだ。困り果てていたヘレンの前に、元ボスのニックが再び現れる。「結婚を申し込みに来た。きみを手に入れたい、どうしても」所有欲を満たすためだけの結婚など、ヘレンには考えられないが、男尊女卑の風潮が根強いギリシアでは珍しくないと彼は言う。でも、わたしが結婚すれば、親友の夫を振り切れる…。ヘレンは親友を救うため、ニックとの愛なき結婚を受け入れた。(R3130)
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copyright 1974
Fetters of hate

ハーレクイン黎明期の作家アン・ハンプソン、70年代の未邦訳作品。男性視点なし。傲慢ダーリンの隠された愛を見つけてくれたまえ。
親友の婚約者ポールに惚れられてしまい、逃げるためにニックとの結婚を承諾したヒロインが、次第にニックへの気持ちに目覚めるというお話なのだが、ヒロインの前半の行動が微妙で応援しにくいという点がある。
ヘレンも秋波を送っただけに、ポールの勘違いと言い切れない部分があり、それだけではなく、ニックに対しての行動も薄情な面があり、ヒロインをあまり好きになれなかった。
でも、後半のヒロインの立場は両親の到着とともに大波乱で、さくっと読むぶんには面白かった。

あらすじ
ヘレンは二年間暮らしたギリシアからイギリスに帰ってきたところだった。かの地で、上司が休みになったことで、社長のニックに並々ならぬ関心を持たれてしまい、ついには職を辞すという苦渋の決断を下さなければならなかったのだ。
きみと結婚したいわけではない、とニコラス・バコティスはぬけぬけと言った。いずれは同国の女性と結婚するつもりだ、と。
愛人提案をヘレンが応じるものと確信しているようだ。

「ぼくがきみに飽きるまではきみの天下だ」

ヘレンは帰国後、親友のフランセスを訪ねた。フランセスは婚約者のポールを紹介し、花嫁介添役を引き受けて欲しいと言う。
最高の友達……。親友の言葉がヘレンの頭の中を駆け巡った。
フランセスの婚約者に対する自分の気持ちが生まれて初めて経験するものだと認めたときだった。もしかしてポールも同じ気持を抱いたかもしれない。
ポールはヘレンに言い寄り始め、ヘレンも同じ気持だと言い切る。ヘレンは友人を裏切るつもりはなく、結婚後はすぐに離婚すると言い出したポールの気持ちを静めようと説得するも、聞く耳をもたない。
ポールは”もしヘレンに夫がいたら事情が違ってくるが、独身に戻ればすぐにでもヘレンと結婚できる”と信じている。
そんなとき、ニックがヘレンのもとを訪ねてきた。

「結婚を申し込みに来たんだ。きみを僕の妻に迎えたい」


冒頭の経緯。ポールから逃げるようにニックと結婚したものの、愛はないと言い切るニックの態度にヘレンも壁を作り、ニックと結婚する動機となった出来事を話せずにいた。しかも、ニックの所有欲は強く、同じカフェで男とお茶を飲んだことを正直に話さなかったことから意地の張り合いに…。ニックとは口をきかないと頑張りつづけることに虚しさを感じ始めたある日、両親がギリシアの島までやってくることに…

継父の軽薄な言動で、ポールからの手紙を追求され、窮地に立つヒロインなのです。ある意味、いろいろと自業自得なのでトホホだ。ニックは何度かヒロインを怯えさせたために、本当の彼が見えなくて可哀想な男。
とはいえ、テンポよく話が展開するので、さくっと楽しめるロマだった。ちなみに70年代らしくホットなシーンはない。

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