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愛のかけらは菫色 ローラ・リー・ガーク
2016年03月07日 (月) 13:15 | 編集

愛のかけらは菫色 (ラズベリーブックス)
2008/3/10
ローラ・リー・ガーク (著)

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愛のかけらは菫色 

ローラ・リー・ガーク

遺跡の発掘に情熱を燃やす、トレモア公爵アントニー。修復師として働くダフネは、雇い主である彼に密かに恋している。彼のために休みなく働き、認められるのが唯一の幸せだ。だが、あるときアントニーがダフネのことを「竹節虫」で「背景のようだ」と評するのを聞いた瞬間から、ふたりの立場が逆転した。仕事を辞めるというダフネを引き止めたアントニーは、やがて優秀な修復師としてしか捉えていなかった彼女の魅力に気がつく。そして運命の雨の日、アントニーが見たのは味気ない眼鏡と作業エプロンを取り、雨の中で立ちつくすダフネの菫色の瞳の美しさだった…。去ろうとするダフネと引き止める公爵。ふたりの間に甘い火花が飛び散る―。リタ賞&ロマンティックタイムズ・ブッククラブ特別賞受賞の実力作家、日本初登場。
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copyright 2004
Guilty pleasures

ラズベリーブックスが休刊してしまい人気のある作家だけに残念だったのだが、ハーパーコリンズJ(ハーレクイン)のMIRA文庫で出版されるようになり作家読み中。
こちらは、初邦訳作品。
ギルティシリーズの1巻め。シリーズ全体での評価は低いが、この作品はいい感じにキュンキュンできる良いロマです。
ヒーローのアントニーが好きすぎて緊張のあまり口もきけなかったヒロインが、「竹節虫」ナナフシと言われて存在すら無視されてしまったことに傷つき、ドン底から吹っ切れるように新しい生き方を模索しはじめたことで、ヒーローの中の彼女の存在が次第に大きくなっていくというお話。
男女間のバランスや、小気味いい二人のやりとりが、時に切なく時に甘く、エンタメ度の高い楽しいロマンスとなっている。
おすすめ。

あらすじ
トレモア公爵アントニーは妹のヴァイオラに、レディ・セアラとの結婚を考えていると切り出した。公爵夫人としては非の打ち所がない。だが、妹は知性もない上辺だけの女性を選ぼうとするアントニーの考えに大反対だ。
アントニーは情熱あふれた妻など求めていなかった。

ヴァイオラは、アントニーが3月の博物館開館を目指す上で重要な作業をしているダフネの気持ちを知ってしまった。
ダフネの両親は駆け落ちし結婚したが、父は考古学で男爵にまでなった人物で、トレモア公爵アントニーからイギリスでの発掘作業を依頼されていた人物。しかし、父の突然の死でダフネの生活は困窮し、アントニーから送られたイギリスへの切符で救われたのだ。母方の祖父からも拒絶され先の見えない恐怖を抱えながら、アントニーに父の死を伝えながら雇ってもらえるように必死に懇願した。父の助手である自分の腕前を認めてもらうためにこの6ヶ月必死に働いてきたのだ。
男爵の孫であるにも関わらず、長時間労働し、満足に口すらきけないダフネに、ヴァイオラは社交を持ちかける。もちろんダフネは、開館後も発掘作業は続き、5年は彼のために働くつもりだった。
彼の言葉を聞くまでは…

ヴァイオラは兄アントニーとダフネの今後を話し合った。アントニーは予想以上の修復技術を持つダフネの存在を手放す気はなく、5年はここで働いてもらうつもりだと言う。三十過ぎて結婚の見込みがなくなることを案じるヴァイオラに、アントニーは男の気を引く要素がないと無情にも言い捨てた。

「魅力的?あのさえない髷と味気ない服でか? あの娘は小枝にとまっているナナフシのように目立たない。背景の一部と同じだ」


冒頭の経緯。ダフネ24歳。一晩泣いたら”人間の心はとても強くて弾力性があるもの”だと気がつく。ダフネはヴァイオラに社交への誘いを受けることを話し、アントニーに退職を求める。
もちろんアントニーの夢である博物館開館まで絶対必要な彼女を手放すわけにはいかず、彼女を引き止めるためにあらゆる策を練り始め…

立場が逆転したことで、ダフネを説得するにも試行錯誤で大変楽しい展開。
幼い頃に母を失い父の心が崩壊してしまったことで、愛を恐れる公爵なのです。公爵として、一挙手一投足を注目される彼は世界をめぐってきたダフネに憧れさえ持つように。そんなお互いへの理解が嬉しい所ですが、ダフネは彼の気持ちを信じ切れず、離れていきます。
彼女を求める気持ちがまっすぐに向かうラストの、花言葉攻撃はくすぐったくてよかった。
涙で感動という話ではないが、ときめき度は満足。

-----ギルティ・シリーズ-----
1.愛のかけらは菫色
2.愛の調べは翡翠色
3.愛の眠りは琥珀色
4.愛の誘惑は太陽の色

海外ロマンス 読了一覧



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