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未熟な花嫁 リン グレアム
2016年03月12日 (土) 17:54 | 編集

未熟な花嫁 (ハーレクイン・ロマンス)
2016/1/14
リン グレアム (著)

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未熟な花嫁 

リン グレアム

エーゲ海に浮かぶリオノス島の所有者でありながら、リジーは父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を強いられていた。祖先の奇妙な遺言で、島を売るのを禁じられていたからだ。そんな折、チェザーレと名乗るイタリアの億万長者が訪ねてきた。彼の目的は、かつて彼の一族が所有していたリオノス島を取り戻すこと。リジーが彼と結婚し子どもをもうければ遺言の条件を満たし、両家に利益がもたらされるのだ。とはいえ、いくら魅力的でも見知らぬ人と結婚なんてできないわ。でも、提示された多額の謝礼が手に入れば一家は救われる…。そのとき、名案が浮かんだ。人工授精なら彼と接触せずに子どもを作れる!無邪気なリジーは、その提案がのちに自らを拷問にも等しい状況に追いやろうとは、予想すらしなかった。(R3127)
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copyright 2015
The billionaire's bridal bargain

いつもよりぬるいリン。
遺言によってお金にならない島を持っているヒロインと、遺言によって祖母のために一族の島を取り戻そうとするヒーローとの契約婚ものです。
鬼度の低いまったりロマだが、安定のクオリティで、楽しく読了。

あらすじ
仕事で多忙を極めている今、こんな戯言につき合っている暇はない。いったい父は何を考えているんだ?
父は、祖母の父の代で手放したリオノス島について語った。ルッチーニに売られた島は、結婚という形で取り戻そうとしたものの、婚約破棄によって、売却破棄という遺言で永遠に縛られることになったという。取り戻すためには、ルッチーニ家の子孫と結婚して跡継ぎをもうけること。一世代前では父が結婚を考え、失敗したという。
父は移り気な女性が農場主と結婚したことを後悔していないようだが、現在の所有者である農場の娘との結婚を考えてみてほしいというのだ。
父は祖母の動脈バイパス手術と生きる望みについて語り、契約婚を提案した。
大きな見返りが期待できるのなら妥協もいとわない。だが、誰かと結婚するほど近い関係になることが、はたしてこのぼくにできるだろうか?

フランチェスカは奔放な母が亡くなってから、父の口の悪さに耐えながら農場の重労働に耐えてきた。妹はなんとか大学を卒業させたい。
しかし、農場の経営は行き詰まり、いつ銀行から警告書が届くかとびくびくしながら暮らしていた。
犬のアーチーは、前の持ち主の古い革の首輪をまだつけている。もちろんリジーはアーチーをかわいがっていた。特別に寂しい夜、リジーはアーチーを抱いて寝た。
堆肥をタンクに入れようと、トラクターで裏庭にまわりかけたとき、黒いリムジンが入ってきた。
黒いリムジンから降り立ったチェザーレに道を教えようとすると、名前を名のり話をしたいという。
犬が彼の機嫌を察知したかのように、低くうなり、カシミアのコートの裾に噛みついて引っ張った。
当のチェザーレはいささかも動じることなく泰然と構えている。犬の攻撃は無視すると決めているかのように。
リジーはうろたえた。


冒頭の経緯。妹のために彼と結婚することを決意したリジー。お互いにややこしいことを避けるために体の関係はナシということに決めた。
チェザーレは、かつてセラフィナとの恋に敗れてから、女性と恋愛面で深入りする行動を避けている。しかし、農場の娘から美しく変身したリジーを遠ざけることは難しく…

二人の出会いの部分で感じ合ってる部分をクローズアップしても良いのだが、他の作品と区別がつかないので、あえての犬。
リンの作品は小道具の使いかたが非常に上手いのだが、犬の登場は多い。
こちらの作品も、愛犬アーチーが可愛らしい役割を演じている。引きこもったヒロインを引っ張りだすだめに愛犬を駆使する彼にクスっと笑う。
もちろん例によって、ダーリンは結婚の束縛を嫌がり、なかなか素直になれないうえに、未亡人となったセラフィナの横槍という展開でリジーを傷つけることに。
だが、愛すべき家族に囲まれて育ったダーリンは意外にもこれまで脳天気とみなしていた父に相談するというお茶目な一面を見せてくれる。
ホットなシーンもそれなりにある、さらりと楽しめるお話だった。

……でも、リンの作品だとしたら、私には物足りない!
ネットの評価で、嫌いなヒーローだからという理由で低評価をされるご時世だからといって、ひよらずにお馬鹿な鬼ダーリンを書き続けて欲しいものだと…

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