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あなたが私を見つけるまで カーラ コネリー
2016年04月05日 (火) 18:44 | 編集

あなたが私を見つけるまで (MIRA文庫)
2015/10/10
カーラ コネリー (著),

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あなたが私を見つけるまで

カーラ コネリー

弟の結婚式に参列するためフランスの古城を訪れたヴィクトリアは、タイレル・ブラウンが新婦の友人だったと知り、その場から逃げたくなった。タイレルとは先日、7年前に彼の妻の命を奪った交通事故をめぐり法廷で争ったばかり。ヴィクトリアは加害者の弁護士として、罪悪感を覚えつつも酷い質問を投げ、彼の心の傷をえぐったのだ。その彼とこんな場所で再会するなんて…。だがタイレルは彼女を呼び出し、端整な顔を嫌悪感に歪め不可解なことを言い放った―僕らは城に滞在中、恋に落ちたふりをしなくてはいけないのだと。
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copyright 2013
The Wedding Favor

アメリカロマンスらしい軽快なノリのコンテンポラリーロマ。
ヒーローは、自分の魅力を最大限武器にできる南部のカウボーイ。妻を亡くした心の傷をえぐった相手側の弁護士であるヴィクトリアを憎みながらも、彼女の内面に気づき、つい守ってあげてしまいたくなるという、最高にいい男。
ヒロインは、母親の支配下で嫌々弁護士の仕事を選び、傷つきやすい一面をもつ女性。
展開は王道だし、サスペンス要素もないが、楽しい気分になれるお話だった。
もう少し二人の間で内面の葛藤があるのかと思ったが、えぐり方は浅い。後半になるにつれて、ホームドラマ的な雰囲気になってくるので、頬を染めるうら若い乙女の陰影の濃い表紙から感じる情緒あるロマをお求めだとちょっと違うだいぶ違うまったく違うのでご注意。ホットなシーンもねちっこくない。


あらすじ
タイレルは銃で狙いを定めるように廊下の向こう側にいるブロンドの女性を指さした。
「まったくとことん鼻持ちならない女だ」
妻の事故をめぐる裁判で損害賠償を全額認められたものの、逃れ、この傷を癒やしたい。
友人であり元恋人でもあったイザベルの結婚式に出席するために、タイレルは飛行機に駆け込んだ。
しかし、ファーストクラスの隣の席は、絞め殺したい人間だった。
あの鼻もちならない女弁護士  

ヴィクトリアはタイレルの殺意を感じ取り、戦々恐々としていたが、ジャックダニエルを呑みまくり男としての魅力を振りまき始めた彼にその気になりはじめてしまった。
タイレル・ブラウンは四時間足らずで私の態度を、”お願い殺さないで”から”お願い、私の服を脱がせて”に変えてしまったのだ。
確かに彼は危険な男性だ  でも、最初に思ったような意味での危険ではない。もし彼に殺されるとすれば、私は興奮のあまり死ぬことになるだろう。
ところが、彼は泥酔して寝てしまい、飛行機を降りる時には人を殺しかねない顔つきで、ヴィクトリアは意識の外へ締め出されてしまった。
ヴィクトリアに選択肢はなかったのだ。あの質問はせざるを得なかったのだ。

もしかすると、奥様と言葉を交わしたのはあなたの想像だったのではありませんか、と


冒頭の経緯。事故で苦しみ一瞬だけ意識を取り戻した妻リサの言葉に従い、タイレルは呼吸器を止め、彼女の苦しみを終わらせた。そのことに7年苦しむ彼は、ヴィクトリアの言葉に傷をえぐられた。
しかし、飛行機で鉢合わせし、結婚式のために向かった先でも鉢合わせしてしまう。
しかも、タイレルは友人イザベルの結婚式でみんなを笑顔にすると約束してしまったために、ヴィクトリアと敵対関係であることを伏せ、恋人らしく振る舞うと言い出し…

異父弟マットのためにヴィクトリアは式に出席するつもりだが、問題のある人物が次々と現れ、彼女を悩ませます。
ヒロインヴィクトリアの母は、かなりの毒舌家。元婚約者も現れ、ますます萎縮するヴィクトリアを思わず守ってしまうヒーローらしいヒーローとの掛け合いが良いです。
だが、男らしさを見せてくれる素敵なヒーローではあるが、その後は何度も彼女から遠ざかろうとするので、残念度も高い。いい男すぎて、登場するすべての女がよだれを垂らしている状態なのだよ…(´・ω・`)
私としては敵の弁護士である彼女との間で、脇腹からえぐり込むようにぐりぐりとエグッてくれるのかと思ったのに、ノリが軽いので物足なさを感じた。とはいえ、きっちり描くところは描かれおり、亡き妻への想いを断ち切り7年分の涙を流すこともできたので良としよう。
ラストの二人の再び決別で、ヒロインも敵対していた母とも前向きに未来に進みはじめ、ヒーローの必要性が減っていくあたり、笑える。
ウィットに富んだ掛け合いがラストまで楽しい二人だった。

海外ロマンス 読了一覧



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