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花酔夢 皇帝の一途でいじわるな寵愛 藍川竜樹
2016年04月09日 (土) 16:28 | 編集

花酔夢 ―皇帝の一途でいじわるな寵愛― (コバルト文庫)
2015/12/25
藍川 竜樹 (著)

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花酔夢 
皇帝の一途でいじわるな寵愛 

藍川竜樹

崔国の皇太子・叡綜に仕える女官の沙羅は、人間と花仙との間に生まれた娘。花仙が持つ“伴侶の玉”を叡綜に奪われたせいで彼の命令に逆らえなくなってしまった。日々、叡綜のいじわるに耐えていた沙羅は、叡綜が皇帝位を継いだ際に、妃候補の情報を探るために後宮に乗り込んだ。だが、後宮に渦巻く“陰の気”を感知した沙羅は、叡綜と共に後宮の女性たちをめぐる陰謀に巻き込まれて…!?
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彼女の魂である“伴侶の玉”を持つ者は、言葉で沙羅を従えることができてしまう。したがって、彼女を言葉で縛ることを恐れ、本音を口にできず、なおかつ、たくましく育ってほしいとあえて(?)嫌味な発言をくりかえしているのだ。
だが、そんな二人の関係は彼が皇帝になったことで変化し…

陰謀渦巻く後宮を舞台しした中華もの。評判ほど悪くなかった。天然なヒロインといじめっこヒーローとのすれ違いラブは好きなので、楽しく読了。
いじめっこヒーローは、嫌われると作品うんぬんと関係なく低評価になりやすいかも。
とはいえ、全体的にこじんまりとまとまってしまって、作者らしいはっちゃけた雰囲気が減ってしまったのは残念かな。
シリアスかコメディーか両極端な作家だけに、普通でなんとなく惜しい。

あらすじ
<俺が戻った時は、お前が真っ先に出迎えろ>
と威圧感満々に命じられたので、おっかなびっくり内廷を出て、外廷にある馬場という男の世界に初めて足を踏み入て出迎えたのに、どうしてこんな顔を向けられるのかわからない。
皇太子・叡綜は、皆に寛大で理知的で完璧だ。
だが、沙羅に対する時だけ、彼の態度は違う。
いつも気まぐれで自分勝手。沙羅が一生懸命言いつけられたことをしても満足してくれたことがない。というよりいじめる。
やることなすことすべてに嫌味を言う。

「馬鹿かお前は。こんな男だらけのところへ一人で出てこいと命じるわけなかろう!」


冒頭の経緯。花仙(花の妖精みたいな)・沙羅にひと目惚れし、彼女の魂である“伴侶の玉”を手に入れた。
それから4年。“伴侶の玉”を取り戻すことはさておき、花仙・沙羅は叡綜に認められようと女嬬として日々懸命に働いている。しかし、叡綜の態度は厳しい。そんな彼に売り言葉に買い言葉で口答えをするのは沙羅くらいのもの。周囲は二人の仲が良いと誤解しているが、沙羅は一方的に遊ばれているだけだ。
だが、とうとう皇太子だった彼が陛下と呼ばれる日がきてしまった。
後宮に入れようとする叡綜の思惑を知らない沙羅は、陰の気に満ちた後宮を恐れるが、端女として働きながら後宮を探ることになってしまい…

ヒロインは儚げな雰囲気の花仙でも、叡綜に鍛えられたためか、負けん気は強く、何でも一生懸命頑張る娘です。彼の気持ちに疎くて鈍い子ですが、皇帝になり遠くなった彼との距離から気持ちを自覚するまでがいい感じに切なくてよかった。
二人の距離があったぶん、もう少し後半に二人の間に甘い雰囲気があったほうが良かったかなとは思うが、満足。
読み切りとしてスッキリとまとまってます。
巻末にイラスト担当の深山キリさんの漫画が1ページあり。

前の作品は壮大なスペース・オペラになりそうだったのに、続刊がなくて残念。最近の傾向として作者はシリアスを書きたそうだけれど、作者のシリアス展開は私としては重すぎてつらい。ラブコメが向いているのだから、笑えるの書いて欲しいナ。あくまで、個人的な希望。

藍川竜樹  読了一覧

コバルト文庫&オレンジ文庫 読了一覧



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