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公爵とリトル・ローズ ロレイン ヒース
2016年04月11日 (月) 13:22 | 編集

公爵とリトル・ローズ (MIRA文庫)
2015/11/11
ロレイン ヒース (著)

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公爵とリトル・ローズ 

ロレイン ヒース

「求婚者が自分を本当に愛しているのか、持参金目的なのか、どうしたらわかるの?」―社公界にデビューしたばかりの令嬢グレースは、ある日の真夜中、不安を抱えてラヴィングドン公爵を訪ねた。幼いころにいじめっ子から助けられて以来、9歳年上のラヴィングドンはいつも彼女の救いの騎士だ。だが、2年前に最愛の妻子を亡くした彼は世捨て人のように荒んだ生活を送り、最近は会うこともなくなっていた。グレースはすっかり陰りを帯びた彼に驚きつつ、助けを求めた。彼女には、愛のある結婚をしなければならない理由があって…。(MIRA LH02-01)
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copyright 2014
When The Duke Was Wicked

ラスベリー文庫や二見文庫でお目見えしていた作家さんです。
ラズベリーブックスの版権がハーレクインに移ったようだという大人の事情はさておき、(Scandalous Gentlemen of St.james)シリーズ第一弾『公爵とリトル・ローズ』、単品でも楽しめる構成ですが、両親の物語のシリーズ(Scoundrels of St.james)の子供世代の物語だと念頭に入れておくと良いかも。

ヒロインは初恋を胸に秘密を抱える女性。9歳年上で妻子を亡くし、人を愛することを恐れる公爵に、愛する人と結ばれるためにはどうしたらいいのかと問いかけるという、ホットなシーンも多めのロマです。
愛を恐れる公爵は、純真無垢なヒロインに心を開くことができるのか…

あらすじ
「君はまだ蕾なんだ」「蕾のよさはわかってもらえなくても、そのうち君は花開いて、赤い薔薇のようにきれいな、ほかの女が恥じ入ってしまうほどの美人になる。だから元気を出して、リトル・ローズ。落ち込むのはもうやめだ」

ラヴィングドンを愛し始めたのは、グレースが7歳のときだった。彼は当時16歳、大人になりかけていた。
長い間、ラヴィングドンはグレースを”リトル・ローズ”と呼んでいた。結婚するまでのことだ。
ラヴィングドンのことは兄として愛している。大人になったグレースの心が、それ以外の形で彼を愛することはない。
けれど、ラヴィングドンはグレースが必要とする知識を持っている。愛を知っているし、男性の邪なやり口を知っている。ラヴィングドン以上にグレースの力になれる人がいるだろうか?


冒頭の経緯。ラヴィングドンは妻子を亡くしてから荒んだ生活を送ってきた。その彼の屋敷に踏み込んできたグレースは彼に教えを乞う。持参金を持つグレースは結婚相手として引く手あまただが、一度裏切られただけに自分の直感が信じられないと言うのだ。
どこかの男にいいようにされたということか?

愛した人を亡くした過去に囚われ、グレースに惹かれながらも踏み込めないジレンマに、ジリジリするロマです。

『グレースのことを大切に思うからこそ、誰かの一番になるにふさわしい彼女を、自分の二番にはしたくなかった』

という彼なので、ヒロインの魅力に抵抗すればするほど、屈折して楽しい男。
ヒロインが心に抱えるものを彼に見せたにもかかわらず、健気なヒロインに対する逃げ腰の公爵のラストの思考の往生際の悪さは鬼。とはいえ、きっちりヒロインの窮地を救ってくれたりするので、エンタメ度の高い、さくっと楽しめるロマだった。
惜しむらくは、ヒロインの父がとても策士でカッコイイのだが、元の話を知っていればもっと楽しめたのにと思う。

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