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勝利の美酒は罠 ホテル・チャッツフィールド VIII (8) リン・レイ ハリス
2016年04月14日 (木) 22:57 | 編集

勝利の美酒は罠 (ハーレクイン・ロマンス)
2015/7/24
リン・レイ ハリス (著)

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勝利の美酒は罠 
ホテル・チャッツフィールド VIII (8)

リン・レイ ハリス

幼い頃から家族のために尽くしてきたルシーラの願いはただ一つ、“チャッツフィールド”を継ぎ、かつての名声を取り戻すこと。だが、一族の長である彼女の父は娘の願いを一蹴し、経歴不肖のギリシア人富豪、クリストスをCEOに任命すると、ホテル経営のすべてを彼に委ねてしまったのだった。日々、神のごとく君臨するクリストスの部下として服従を強いられ、その圧倒的な魅力に惹かれながらも、ルシーラは必死で抗った。彼にだって弱点があるはずよ。もしそれがわかれば…。はからずも、ルシーラは彼の弱点を知ることになる。知りたくなかった、クリストスの忌まわしい過去を。
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copyright 2014
Heiress's Defiance

チャッツフィールド最終話です。他にも関連作が出ておりますが、この巻で謎のCEOが登場し、8巻ごしの株主総会がひらかれ、大団円となります。
弟妹のまとめ役であり常に姉であり続けながら、父に認められたいと願ってきたルシーラは、父の信頼を勝ち取ったCEOに対して複雑な想いを抱えており、欲望を破滅を望む狭間で揺れるというお話。
そんな彼女が幸せになるのは素直に嬉しい。

あらすじ
14歳だったルシーラは自分の夢をあきらめ、兄のアントニオとともに親代わりとなって弟妹たちの世話を焼いた。
つまり、ルシーラは自分の務めをちゃんと果たした。だからこそ、その見返りが欲しかった。チャッツフィールド帝国に君臨したかった。このホテルは彼女の一族のものであり、クリストスはよそ者だった。
徹底的に調査したにもかかわらず、クリストスについてわからないことがあった。生い立ちだ。家族はいない。
クリストス・やトラコスは何者なのか、どんな生い立ちなのか、なぜ誰に対してもこれほど冷酷なのか。すべてを知ったあとで追いはらいたかった。

きらびやかな照明の下にひっそりとたたずむその女性は、なぜか孤独で寂しげに見えた。彼女から漂う孤独と寂しさの気配に胸を締めつけられるのは、クリストス自身が同じものを抱えているからだ。
それは、自分で選んだ道だった。
彼女が何者で、どんな絵を見ているのか知りたい。
そのとき彼女が振り向いた。クリストスは茫然として足を止めた。ルシーラが悲しみと苦悩に満ちた顔で立っている。きらびやかな照明の下に立つ彼女は最高に美しかった。


冒頭の経緯。母の絵がオークションで売られることに苦い想いを抱えるルシーラは、クリストスから挑発を受けた。彼に性的魅力を感じながらも否定し、彼を蹴落とすことを考えてきたルシーラだが、彼の誘惑に揺れ始める。
ホテルの視察に同行してほしいと頼まれ…

クリストスは内に孤独な面をもつ臆病にも思える優しさのある男でした。過去が過去なだけに、人を容易に自分の壁の内側には入れられない人。
わたしとしては、彼の視点はもっと抑えて欲しかったし、冷酷な男との鬼ロマを期待しただけに、中盤、中だるみを感じた。でも、おおむね満足。
彼女の希望どおりの退陣も、彼の逃げだと追求する辺り、ルシーラの勢いで吹き飛ばす感じで、最後まで元気なヒロインだった。
ラストのエピローグでは、皆様そろって父親の結婚式に出席です。幸せそうでなにより。
父ジーンに対する描写がやっぱり少なく感じたけど。

---ホテル・チャッツフィールド-----
1シークの愛した客室係(R3027)ルーシー・モンロー2015.1
2プレイボーイ富豪の肖像(R3035)メラニー・ミルバーン2015.2
3妖精の涙のわけ(R3043)ミシェル・コンダー2015.3
4炎の一夜が授けた命(R3051)シャンテル・ショー2015.4
5その日まで愛を知らずに(R3059)トリッシュ・モーリ2015.5
6愛したのは略奪者(R3067)アビー・グリーン2015.5
7強いられた献身(R3075)アニー・ウエスト2015.7
8勝利の美酒は罠(R3083)リン・レイ・ハリス2015.8
--ハリントン・ホテル買収編--
9.シークの美しき獲物(R3091)メイシー・イエーツ2015.9
10.一夜に賭けた家なき子(R3107)キャロル・マリネッリ2015.11
11.想いは薔薇に秘めて(R3115)ケイト・ヒューイット2015.12
12.氷の皇帝に愛を捧げ(R3131) ミシェル コンダー2016.2
13.ホテル王の非情な求愛(R3147)メラニー・ミルバーン2016.4

海外ロマンス 読了一覧


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