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テキサスの恋人たち スーザン フォックス
2016年04月03日 (日) 22:01 | 編集

テキサスの恋人たち (ハーレクイン文庫)
2009/4/1
スーザン フォックス (著)

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テキサスの恋人たち 

スーザン フォックス

ノックの音にアパートのドアを開け、ジョアンナは息をのんだ。ウェイド・ホリスターが、とうとう私を連れ戻しに来た!テキサスで過ごしたつらい日々が脳裏にまざまざとよみがえる。誰にも愛されず、邪魔者扱いされて育った少女時代が…。3年前に故郷を飛び出し、苦労して秘書の資格を取って、ようやく今、自分だけの穏やかな生活を築くことができた。あそこへ帰れば、また周囲から爪弾きにされる日々が待っている。だがウェイドの厳しいまなざしにジョアンナは悟った。逆らえはしない。名ばかりとはいえ、彼は私の夫なのだから。(I-603)
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copyright 1989
Not Part of the Bargain

スーザンフォックス初期作品。
鬼展開の牧場ロマです。スーザンフォックスの作品は、圧倒的な孤独感に打ちひしがれながらも、必死に抗い続けるヒロイズムが、ドラマチックで素敵なロマンス。初期作品はとくに鬼展開が多く、ヒロインの屈折した思考と境遇の苦しさに胸が打たれます。若干の男性視点はあるものの彼の内面はあまり描かれません、ヒロインの思考と彼の言動のズレに気がつくと味わい深いロマです。

父親に見放され、愛情を返してもらうことを知らずに育ったジョアンナは、自分に自信が持てず、迎えにきたウェイド・ホリスターの真意を理解できず苦しむうえに、彼の妹によって散々苦しめられるというお話。
夫ウェイドが憧れていたローナや、妹ミーガンが好きなジェイク・テレルとの人間関係のはざまに翻弄されるヒロインが不憫でドラマチック。流産のキーワードがあるので、苦手な方はご注意。

あらすじ
3年前の18歳にもならなかったころ、父はなんとかして娘を追い払おうと考え、金に困っていた隣人のウェイド・ホリスターに契約を確固たるものにするために私を嫁にやるというチャンスに飛びついた。
式のあと父は亡くなり、ジョアンナは葬儀がすむとすぐにテキサスをあとにした。あなたは私を望んでいないようだけれど、私だってあなたなんか望んでやしない、という気持ちをウェイドに示すためだった。
そのウェイドが突然現れた。
めったにジョアンナに向けられることのなかった鮮やかなブルーの瞳が、今、彼女に釘づけになっている。


冒頭の経緯。ウェイドは、ジョアンナの父と、牧場の経営ノウハウを1年勉強させ相続させるようにと約束しており、約束を守らせるために彼女を呼び戻した。しかし、牧場経営どころか馬にも車にも乗れないジョアンナは、ますます自分に自信をなくし、そのうえ、ウェイドが好きなのはローナだと妹ミーガンから聞かれている彼女は、離婚を自ら切り出し、必死に彼から距離をとり…

3年という歳月でお互いに魅力が増した二人は惹かれながらも、夫婦という距離にも関わらず、お互いに距離のある状態。そこに、妹ミーガンや、友人ジェイク・テレル、ローナなどがいい感じに引っ掻き回してくれます。
牧場のことは一流でも、娘の育てかたには途方にくれていた父の姿を、子供らしい視点で見放されたと思い込んできたヒロインは、人を信じることができず、素直に気持ちを表すことができないのです。
歪んでしまった父親への視点から、孤独な壁を築こうとするヒロインが痛くて良いロマです。

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