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モリーの明日 エマ ダーシー
2016年05月07日 (土) 19:32 | 編集

モリーの明日 ハーレクイン・クラシックスKindle版
出版年 1987.5 イマージュ(I355)
エマ ダーシー (著)

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モリーの明日 

エマ ダーシー

パリ仕込みで、コルドンブルー並みの腕を持つモリーはやはり腕のいいコックのベスと、テイクアウト料理販売業を始める。“電話でディナー・パーティーを”という店のすばらしい料理内容と、料金を出せば出張給仕もするという形式は口コミだけで広く知られ、今では固定客もついている。働きづめの二年間だったが、モリーとベスには苦い経験があり男性に頼らず、恋もしないで過ごしてきた。ベスの夫は蒸発し、独身と思っていたモリーの恋人には妻子がいた。今度こそ、将来を分かち合える相手と恋がしたい。そんな思いのモリーは、バカンス先ですてきな男性と出会うが…。(I355)
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copyright 1986
Woman of Honour

初期のエマ・ダーシーの作品はウイットに富んだ作風が多く、ヒロインやヒーローの性格や物語の構成も一定の型にはまらず、ぐいぐい食い込んでくる読み応えのあるロマンスが多いのです。二千年以降のは安定型の作品で、いい男ではあるけれど、激しいぶつかり合いはなく物足りなくもあり。
というわけで、初期作品をご紹介。

こちらはかなりお気に入りの作品。
女の意地と心意気が粋な作品で、エマ作品でも秀逸。
男性不信のヒロインが、男性の誠実さを信頼するまでの紆余曲折はぐっとくること間違い無し。

あらすじ
行かないで!戻ってきて!あなたこそ、わたしがずっと待ってた男なのに……。
でも、今夜のことはただの幻だったのかもしれないわ……魔法が解ければ、取り残されて寂しい思いを味わうだけ。以前も、そうだったもの。
バカンスで知り合ったジェレミーとの一歩を踏み出せないまま、シドニーに帰ったモリーだが、数日後ジェレミーから連絡があると喜んだ。
パリでの修行時代に愛した男性は結婚していることを隠しており、モリーが結婚の話を持ち出すまで黙っていたことがあってからは、男性と付き合いをせず、友人ベスと、テイクアウト料理販売業に全力を注いできたのだ。
しかし、大好きなバレーを鑑賞し、幕間に敵意をもった目を向ける男性が近づいてきたことで、モリーは再び男性の裏切りを知った。ジェレミーは妻子持ちだったのだ。
しかも、その男性リチャード・ペンブロークはモリーを有罪だときめつけた。

「姦通罪がなくなってしまったなんて、ひどい話だと思いませんか? 罪ある者が罰をまぬがれるなんて、まったく僕の正義感にそぐわないな。さようなら、ミス・フィッツジェラルド」


冒頭の経緯。有罪だと決めつけられたことに怒り心頭のモリーは、リチャードに食ってかかった。憶測だけで検事と判事を兼ねたことを指摘し、周囲の注目を集めた。もちろん、ジェレミーには頬に平手打ちを食らわした。
もう2度と会うこともないと思っていた数日後、モリーを給仕にと指名した羽ぶりのいい客が狙っていたのは、リチャードとの再会による当惑の舞台だった…

放り出したい仕事も、頑張って耐え抜いて成し遂げます。敵であったリチャードはいつのまにかいい奴に…。後半は、リチャードに距離を置きつつ、慎重に恋愛を進めはじめ、やっと結ばれたけれど…妹登場の修羅場です。
男性に裏切られ、結局みんなが家族を選び、自分は選ばれることはないのだという圧倒的な孤独。それでも、どんなに打ちのめされても逃げ出さずに立ち向かう心の強さはあっぱれ。
リチャードの素朴さもキュンです。妹…「お前たちが来さえしなかったら」…まったくだナ。おつ。

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