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ファンタジー エマ・ダーシー
2016年05月11日 (水) 00:31 | 編集


再会にときめいて Ⅲ ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊
Kindle版
『復讐は愛ゆえに』ミシェル リード (著),『ファンタジー』 エマ ダーシー (著)
ファンタジー (ハーレクイン・イマージュ)出版年 1987.1


ファンタジー 

エマ・ダーシー

イブにはあまりに大きなショックだった。婚約者のサイモンが女性を必要としない男だったなんて…。闇の中を、イブはひたすらアクセルを踏み続けた。ただ、遠くへ行きたい。すべてを忘れてしまいたい。茂みを抜けると、目の前に海が開けた。車をとめたイブは、ためらわずに服を脱いだ。水の中で、身も心も清めたい-彼女は泳ぎだしていた。水は冷たい。誰かが水を蹴立てて追ってくる音がする。“逃げよう!"が、ふいに脚がつって、イブの体は海中に沈んだ。意識が戻った彼女の前に、男の姿があった。(I332)
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copyright 1985
fantasy

初期作品。初期のエマ作品はひねりがあって面白いです。本当の自分を見て欲しい二人ながら、素直な気持ちになれたのはファンタジーを感じたひと時だけ。切ない思いをぶつけ合い、なんとかしてお互いの気持ちを引き出すまでの意地のぶつかり合いがロマンチックで、ドラマチックなロマ。ホットなシーンはかなり控えめな表現ですが、初期作品らしい勢いのある展開で面白かった。

あらすじ
イブは海に向かって歩き出した。気持ちがいい。体から服を剥ぎ取ると、イブは一片の流木のように、無心に、揺れる波間に体を浮かべた。すると、異質な音が耳に入った。あれは声、人の声。
男が波を蹴立てて、こちらに向かってくる…
イブを助けたつもりの男は、イブを怒鳴りつけると、彼の丸太小屋まで彼女を運んだ。イブは男の裸から目をそらした。思わずたじろいでしまうくらい頑強な大きな体。
イブは死のうとしたわけではないことを男に説明し、婚約していたサイモンに味あわされた幻滅に震えた。
この人のように私の体に興奮してくれたらきっと起こっていたこと、それが知りたい。感じたい。

「リラックスしたまえ。君に必要な愛の処置をほどこしてあげるんだよ」


冒頭の経緯。イブが入水自殺するのかと思い込んだサイモンは、イブを強引に助け、お互いの素性を知らないまま、甘いひと時を過ごした。モデルとして母やサイモンのいいなりだったことから開放された自然な笑みにサイモンは激しく惹かれる。
しかし、サイモンがイブはモデルだということを知っていたことにショックを受けたイブは、彼の元を去った。
母とサイモンから自立し、モデルとして頑張り始めたものの、仕事がこないという屈辱を受けることに。そんなとき、香水のイメージに起用されるかもしれないと打診され…

香水の名前は”ファンタジー”。サイモンは恋人を思い浮かべる人魚をイメージし、あの時の二人を再現しようとするのです。
しかし、再開した二人ながら距離はあまりに遠く、サイモンは化粧品会社の二代目で、母や姉の厳しい洗礼を受けイブは根性の見せ所。でも、頑張ろうにもあの時の素の自分をさらけ出すのはあまりに酷で…という彼女の内面の葛藤と、鬼っぷりながら透けて見える彼の心が良いロマです。
80年代らしくて好きよ

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