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彼女が大人になるまで ダイアナ パーマー
2016年05月29日 (日) 14:37 | 編集


彼女が大人になるまで (ハーレクイン・ディザイア)
2016/3/11
ダイアナ パーマー

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彼女が大人になるまで

ダイアナ パーマー

幼いころに母を亡くした17歳のミシェルは、あと数カ月で高校を卒業するというとき悲劇に襲われた。医師の父親が治療の甲斐なく病死し、意地悪で自分勝手な継母との地獄のような暮らしが始まったのだ。彼女は生きる希望を失い、近づいてくる車の前に衝動的に身を投げ出した。間一髪のところを救ったのは、謎めいた隣人のガブリエル―ミシェルが密かに想いを寄せている男性だった。事情を知ったガブリエルは彼女の後見人となり、自宅へ呼び寄せた。やがてミシェルは募る想いを抑えきれなくなって愛を告白するが、ガブリエルに冷たく突き放される。“君はまだ子供だ”と言われて。(D1700)
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copyright 2014
Texas born

1700号記念作品。冒頭に作者からの心あたたまるメッセージつき。
ワイオミングの風4『打ち砕かれた純愛』関連作。
時系列的に平行している部分があるが、話が噛み合っていない部分もあり、そのあたりの適当な雰囲気はダイアナ パーマー読者なら気にしない方向で。
ダイアナ パーマー作品といえば、複数の作品が鬱陶しいほど絡んでくるのだが、今回はガブリエルの妹サラについてほのめかしている程度で、単品でも楽しめる。
17歳のヒロインミシェルが、ヒーローのガブリエルと出会ってから、社会人となりジャーナリズムで打ちのめされるまでという、かなりのロングスタンスでの展開。ヒーローの登場回数は少なく、作者らしい鬼ロマ展開があるわけではないのだが、切なく遠い関係が久しぶりに良いロマだと感じた。

あらすじ
継母のロバータは、父の葬儀からまだ三週間しか経っていないにもかかわらず、父の遺品を勝手に整理し、男を連れこんていた。もうすく高校を卒業する。奨学金さえもらえれば、家を出ることができる。それまでの辛抱よ…
しかし、ロバータは父の唯一の形見である切手コレクションを売ろうとしていた。間一髪で取引を中止させたミシェルだが、激怒したロバータはミシェルに手をあげる…
いつまでこの苦しみに耐えればいいの?
ミシェルは父を思って泣いた。そして、涙で頬を濡らしながら、ふらふらとした足どりで玄関を出ると、家の前を通る道の真ん中に座り込んだ。
きっと痛いわよね。できれば一瞬で……。
タイヤのきしる音。金属的な衝撃音。でも、痛くないわ。私はもう死んでしまったの?

「説明してもらおうか? 道の真ん中に座って何をしているんだ?」


冒頭の経緯。ガブリエルの車の前に座り込んだことで、ミシェルは彼に話を聞いてもらうことに。彼も生い立ちを語り、二人は年の離れた友人となった。しかし、継母ロバータは麻薬に手を出しており、急死する。
そんな寄る辺のないミシェルのために、ガブリエルは後見人となり、妹サラを呼び寄せ3人で暮らすことを提案し…

その後学業に専念し、ガブリエルへの気持ちを胸に温めながら、年月が流れていきます。
ヒロインは真剣なのだが、行動が幼くてお茶目。でも、後半はジャーナリストとして決定的に洞察力にかけているので、残念ながら手酷い失敗につながるのだ。
打ち砕かれた純愛』を先に読むと、その展開がかなり後半なので、そのあたりの事情をもう少し読みたいし、短い作品にかなりぎゅっと詰め込んでいると感じる。
でも、失敗から学ぶヒロインを暖かく見守る言葉が良いロマだった。



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