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貴公子に魅せられて シャーロット ラム
2016年06月08日 (水) 15:34 | 編集

貴公子に魅せられて (ハーレクイン・イマージュ)
2012/10/17
シャーロット ラム (著),

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貴公子に魅せられて 

シャーロット ラム

天涯孤独の身となったケイトは、新しい人生を切り開くため、新聞の求人広告で住みこみの仕事を見つけた。エセックスの田舎に住む老婦人の話し相手を務める仕事だ。雇い主のもとへ向かおうと、ケイトは駅にいたが、車両故障が発生したらしく、当分のあいだ列車は来ないという。困り果てているケイトの姿を見て、ちょうど居合わせた男性が救いの手を差し伸べてくれた。そのときケイトは知りもしなかった。親切な男性-ニコラス・アダムズが老婦人の甥であり、自分の本当の雇い主になる運命だとは。(I2247)
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copyright1975
Sweet sanctuary

孤独なヒロインは、老婦人の話し相手として雇われたかと思いきや、その夫人と息子同然にくらす実際の屋敷の持ち主の男性ニコラスに疎まれることに。しかし、ニコラスの婚約者に反抗的な態度の老婦人との間を取り持つならと、引き止められ…

初期作品。男性視点なし。ニコラスには、婚約者がいるくせにケイトに関心を示し、保護者ぶった態度をする。そんな彼に惹かれまいと、必死に否定して抵抗する乙女心が繊細に描かれます。
情熱ロマとはいわないが、一気に読める良作。
ちなみに、表紙の可愛らしい家と、作品は何の関係もないです。脇キャラには、もっと立派なお屋敷をめぐる物や人への執着についてのテーマがあったりします。

あらすじ
遅れている列車を待つ間、プラットホームにいるもう一人の客の男性にケイトは敵意をこめた視線を送った。完璧な身だしなみの彼の表情には嘲笑と好奇心が混在しているようだ。ケイトの軽蔑するような視線に、男性は整った口元をぴくぴくとひきつらせ、正面から見返してきた。
挑戦するように顎を持ち上げると、彼女は視線を外した。
着ているコートに対する批判的な視線を意識したケイトは、冷たい目でもう一度その男性を見た。
ケイトはおばを看取るまで、自分に使う余計なお金はなかった。孤独となり、老婦人の話し相手の職につくことにしたのは田舎が好きだからだ。
結局、駅員の話から列車を待つのを諦めた男性はレンタカーを借りることになり、ケイトも送ってもらうことに。
ニコラス・アダムズ。年は34歳。
目的の駅につくと彼の婚約者シルビアが待ち構えてていた。しかも、彼らはケイトの目的地である屋敷・サンクチュアリーの話をしている。
ケイトはニコラスに事情を話すと、いらだったような返事が返ってきた。

「私が何をしたというの?」

「僕に対する挑戦だってことだ。おばは僕に戦いを挑んでいるんだ。そんなことだろうと思ったよ」


冒頭の経緯。ニコラスとエレインおばは、幼い頃から親族のような間がらだが血のつながりはない。そのエレインおばは、恵まれない動物を養うのが趣味の人物。しかし、彼の連れてきた婚約者は自己中心的で、二人はソリが合わない。ニコラスはおばがケイトを見つけてきたことに苛立ちながらも、婚約者とおばとの間を取り持ち、彼がおばのために買ったコテージに移ってもらう計画を話して、納得させてくれるなら、しばらくいてもいいと提案し…

優しいケイトに対し、わがままな婚約者という構図で、結局おばの目論見どおり、ヒーローは目を覚ますという定番だが、ケイトも意地になって近所のジミーとデートするあたり、ニコラスがイライラしており大変楽しい。
作者の作品の比喩は好き。とても女性的。
90年代のはそんなに面白いと思わなかったのだけど、やっぱり初期作品〜80年代あたりは自分的にかなりしっくりくる。
地味に良作がそろっていて、まとめて読みたくなってきた。

海外ロマンス 読了一覧



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