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君なくて エマ・ダーシー
2016年06月21日 (火) 23:45 | 編集

君なくて (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊)2016/5/17
君なくて (ハーレクイン・イマージュ (I668))1991/8
エマ・ダーシー (著),

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君なくて 

エマ・ダーシー

キャスリーンは事故で脚を負傷、声楽家になる夢をあきらめた。ところが彼女の音楽の先生はオーディションを受けろと言い、劇場にひっぱっていく。彼女の専門はクラシックなのに、そこは売れっ子作曲家モーガンのミュージカルを上演している所で…。(I668)
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copyright 1990
The Colour of Desire

一縷の望みをかけて、育ての師である尼僧とキャスリーンは作曲家モーガンに会いに行った。
作曲家モーガンに挑戦するような態度をとる尼僧にハラハラするキャスリーンだが、彼の拒絶に深く傷つくことに。しかし、尼僧の挑戦を受ける形で、キャスリーンは彼の屋敷に居候する羽目になり…

デビューから七年、エマ・ダーシー90年の作品。
70年代に流行ったような、切ない雰囲気のドラマチックなロマンス。(邦訳の雰囲気も古風)
声楽家の夢を足の怪我で諦めた娘が、師である尼僧に連れられ、ある作曲家のもとで、未来への希望と愛を学ぶお話。
ヒロイズムに溢れる彼女の思考は若干自己中心的に感じる部分もありですが、二人の弟子を育て上げ、見守り続けた尼僧の思いが、ラストにグッとくる良いロマです。

あらすじ
「これは、あなたにふさわしい人生をあげるチャンスなの。きっとつかんでね。最後のチャンスだから」

キャスリーンは列車事故で両親を失い、それと同時にだれよりも素晴らしいソプラノ歌手になるという夢も打ち砕かれた。何度も手術を繰り返し奇跡的に歩けるようになったとはいえ、とても一回の公演の間立っていられない。キャスリーンもその現実を受け入れたが、歌のほうはどうにも諦められなかった。
尼僧につれられ、テストを受けた先は、売れっ子作曲家モーガンだった。尼僧はキャスリーンの歌声で周囲を黙らせると、すべてを仕切りはじめた。

「力がものをいうのよ。全部私にまかせて、あなたは口を出さないで」

尼僧とモーガンの口論は激しく、キャスリーンを前に遠慮のない物言いと拒絶に、いたたまれなくなった。
涙を流しながら、車に乗り込む尼僧とキャスリーンだったが、険しい顔をしたモーガンは不意に考えを変えた。
キャスリーンに最高の発声トレーニングを受けさせると約束したのだ。

「だが、それなら呪われるのはあなたであってほしいものだ。ぼくではなく」


冒頭の経緯。キャスリーンは、尼僧の元を離れ、モーガンの屋敷に居候することになった。ところが、彼の屋敷に到着するやいなや、追い出される形となったミュージカル女優のクリスタルが猛然と怒り出し…

時世に傾倒した曲に師として黙っていられないらしい尼僧は、モーガンのためにもキャスリーンをそばに置かせようとするのです。
後半は、モーガンが作曲に夢中になるにつれ、キャスリーンを指導する声楽家とモーガンとの間で彼女の引っ張り合いが始まり、キャスリーンは彼が自分を必要とするのは、愛のためではなく、曲のためなのかと疑心暗鬼になる展開。
最後にお別れを言えなかったのは辛いね。
ロマンス以上に師弟愛が切ないお話でした。

海外ロマンス 読了一覧

エマ ダーシー 読了一覧

絵と作品がうまくマッチングしていて、良いです。
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