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献身 ヴァイオレット・ウィンズピア
2016年06月29日 (水) 19:07 | 編集


献身 (ハーレクイン文庫)2010/9/1
献身 (ハーレクイン・クラシックス)
1981/4
ヴァイオレット・ウィンズピア (著),

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献身 

ヴァイオレット・ウィンズピア

俺んだ出身の外科医ポール・ファン・セタンは、無残に傷ついた顔や体を、奇跡のように元通りにする形成外科の秀れた技術で有名だった。彼は手術の後、点眼液で目を洗う習慣があった。ある日もその習慣に従い、先任看護婦が薬を調合し、それを見習い看護婦がポールに手渡した。しかしその液を目にかけたとたん、ポールは絶叫し、手当の甲斐なく失明した。見習い看護婦は責任をとらされ、病院を去ったが、その後の医師のことが気になっていた。そのうち、彼が南の島で暮らしていることを知る。(R98)
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copyright 1977 (wiki参照)
The passionate sinner

外科医として抜きんでた技量を持つポール・ファン・セタンは、手術後に手渡された点眼薬をつけ視力を失った。
手渡したのは、口数の少ない見習い看護婦のジェーン。
ジェーンは名前を変え、視力を失ったポールの手助けをするべく、中年女性を装って彼の元で働きはじめるが…

ハーレクイン黎明期の作家、ヴァイオレット・ウィンズピア。
その中でも人気のある作品で、70年代らしいドラマチックなロマンスとなっております。邦訳が81年なので、いまでは使われない言いまわしも多く、古めかしい感じがしますが、そのつつましやまな表現がヒロインの無償の愛と相まって、素敵なロマです。

あらすじ
先任看護婦から手渡された薬を渡したにすぎない。しかし、恋する男に無視された娘が思いつく復讐ではと噂が流れ、男好きする先任看護婦に同情が集まり、見習い看護婦は病院を去った。
そして、視力は回復せず、熱帯の島に移ったファン・セタンは、当面は医学の本を書くことで日々を送ろうとしており、秘書を求めているという。
病院を去った見習い看護婦は失明の責任が自分にあると思うようになり、いつか視力を取り戻したポール・ファン・セタンの姿を見たいという願いだけを心に抱いて生きていた。
ジェーンは実の父親の性を名乗るのにためらいはなかった。
  マーリン・レイクサイド。
中年女性を装うつもりだが、マーリンを案内するインドネシア人パイロットは、マリーンの秘めた意図を案じている。

「諺があります  愚行はつぐないを求める」

「ここへ来たのは愚行だったのかしら……」


冒頭の経緯。熱帯の島で生きがいである仕事を失い、絶望と孤独という闇を抱えて生きる男は、マーリンにあたり散らすように目をつぶした女への恨みごとをつぶやく。いつ正体が明らかになるとも知れず、マーリンは常に怯え、いっそ罰せられたいと考える一方で、彼のそばにいることに喜びを感じ、愛しはじめる…

後半は、猛烈なハリーケーンで彼女の若さを知ってしまった彼が、結婚話をもちかけ、結婚後はさらなる泥沼展開。
犯罪にもかかわらず、彼の目をつぶした女に関しては、彼が犯人を理解しているというだけで物語に登場しないので、勧善懲悪にはならない。
そのうえ、ヒーローに関しては、踏んだり蹴ったりの災難続きで、とても可哀想。
でも、ヒロインの儚げなガクガクブルブルっぷりがキュンでした。
朝チュンの古き良きロマ。

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