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倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢 久賀理世
2016年07月16日 (土) 14:14 | 編集

倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢 (集英社オレンジ文庫)
2016/4/20
久賀 理世 (著)

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倫敦千夜一夜物語
ふたりの城の夢のまた夢

久賀理世

19世紀末、英国。兄アルフレッドとともに貸本屋“千夜一夜”を営むサラの毎日は、ささやかな謎に満ちている。消える蔵書票。店の片隅でひとり涙する少年。そして兄の旧友ヴィクターとともにでかけたピクニックで若い女性の遺体を発見したサラは、やがてロンドンを騒がせる連続殺人事件に深く関わることになり!?名作文学が鍵を握る、ヴィクトリアン・ミステリー!!
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19世紀末の時代背景や、文学などを紹介しつつ、貸本屋に現れる人の力になるというお話。
身分を隠し、貸本屋を営む兄妹が唯一信頼するのは、兄アルフレッドのファグボーイだった旧友ヴィクター。
二人はいつか父母を罠にはめた叔父や、事件の真相を解き明かし、元の身分にもどりたいと考えているけれど…。

一巻で面白いと感じだのだだが、2巻目はあまり話が進展せず、サラの気持ちが見えないだけに物足りなさありだった。とはいえ、ラストの作品で謎の多い兄妹の一片がかいまみえて、続刊が気になる。
短編2本と、中編一本
3話目はかなり気持ちの悪いお話だった。アランポーに影響されすぎ?

あらすじ
●夢見る少女と恋する青年 p7〜p58
サラはミセス・ブラウンから返却された本の蔵書票が無くなっていることに気がついた。蔵書票の研究書まで出版されているだけに、蒐集家の目にとまることで、この店そのものまで注目されることになってしまう。
そのことをヴィクターに相談すると…。

「関係なくはないよ。先輩ときみに関わることなら、おれだって重要なことだ。おれがそんなふうに考えること、きみには迷惑かもしれないけれど」
wiki/ウォルター・クレイン

●子犬と狼のあいだ p59〜p138
客の10歳の男の子がサミュエル・スマイルズの『自助論』を読んで涙を流しており…。
wiki/アーネスト・トンプソン・シートン

●ふたりの城の夢のまた夢 p139〜p302
兄妹二人と、アルフレッド、コリンズの4人が、『ボートの三人男』をまねて、テムズ川でボート遊びへ出かけた。日も暮れかけたそのとき、サラはホタルの光のようなものを見たが、女性がつぎつぎと不可解な死をとげた”ルー・ガルー”事件の話をしていた時だけに…
wiki/エドガー・アラン・ポー

殺人を目撃してしまったかもしれないサラ。彼女を気遣う兄とアルフレッドなのであります。
事件の真相はかなり気持ちの悪い展開ですが、読み応えありです。
アルフレッドに対して、かなり打ち解けた雰囲気になってきただけに、ラスト一文が気になる。

その他
/wiki/エリーザベト_(オーストリア皇后) 刺殺 1898年9月

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