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伯爵からの招待状  アニー バロウズ
2016年07月19日 (火) 01:14 | 編集

伯爵からの招待状 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)
2014/11/28
アニー バロウズ (著),

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伯爵からの招待状  

アニー バロウズ

幼くして両親を亡くし、心優しい叔母に引き取られたヘレン。ある日、叔母が全財産を預けていた銀行が破綻し、無一文に陥った。明日のパンにも困る暮らしを覚悟したとき、とある招待状が届く。差し出し人は、叔母の一族の長である伯爵、ブリッジミア卿。人嫌いで有名な彼だが、クリスマスだけは親戚を集め、施しをするという。叔母さまはそんな会には参加するまいと毎年招待状を捨てていたけれど、生きるためには、ブリッジミア卿にすがるしかないわ!ところが、いざ伯爵邸に着いたとたん、叔母が旅の疲れで倒れてしまい、慌てたヘレンは近くにいた従僕に助けを求めた-じつはその“従僕"が、この屋敷の主、ブリッジミア卿とも知らずに。(PHS100)
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copyright 2010
A countess by Christmas

100号記念作品です。
冒頭には作者からのメッセージつき。日本語役の表紙を気に入っておられるようです。

ハーレクインヒストリカルの王道といえる、オーソドックスで心温まるクリスマスストーリー。
ヒーローは誤解されがちないい人。
(表紙から想像してしまうような)情熱的でホットな展開を求めると方向性が違うが、じれったい二人が楽しいロマだった。

あらすじ
叔母は多額の遺産をもらい、遺産欲しさに高圧的な態度に出る兄のもとを離れ、両親を亡くしたヘレンを引き取り、一人身を貫いてきた。
だが、その叔母の遺産は、銀行が破綻したことで失われたことで、親族であるブリッジミア卿に頼ろうとしている。
ブリッジミア卿は、一族をひたすら避け、年に一度、自分の地所で働く小作人たちをねぎらうクリスマス・パーティーを主催するときのみ、親族を呼び集め招待するのだという。
叔母が落ち着いたら、ヘレンはすでに決まっている家庭教師の職につくつもりだ。
だが、到着早々倒れた叔母を、気取ったいけすかない従僕頭が円塔の下の部屋に連れて行ったきり、お茶もなく放置さてしまう。
怒り心頭のヘレンは、メイドが他の到着客に忙しい中で、強引に紅茶の盆を奪い、配膳では料理人も加勢して言い争いになった。このもてなしの悪さを見ると、叔母がいくら話術を駆使してブリッジミア卿に老後の面倒を見て欲しいと頼んでも、彼には通用しないのではないかと真剣に心配になってくる。
翌朝、使用人階段を使い叔母の食事を運ぶ途中、例の従僕頭に使用人として出すぎた真似をしていると注意をされた。

「あの、まず言っておきますけれど、わたしは誰の使用人でもありませんから!」


冒頭の経緯。従僕頭に食ってかかり待遇の悪さを罵ったヘレンだが、従僕頭だと思っていた男は、ブリッジミア卿だった。自分の行動のせいで叔母に迷惑がかかってはいけないと、ヘレンはブリッジミア卿へ謝罪へ行くが、彼の親族は強欲で利己主義な頼みごとばかりで、ヘレンも何かを企んでいるのだと思いこみ…

とはいえ、お互いケンカしつつも、ひどい展開にはならず、あっさりと誤解が解けていく安心設計。
彼女と叔母への仕打ちは、彼があずかり知らなかったというだけで、彼自身の心根は優しく、子供達のためにスケートリンクを作ったり、村人をもてなしたりと善良。ヘレンも、自分を使用人と同位置に置こうとする彼の行動に傷つきながらも、彼の善良さに惹かれていくという展開。
かなり分かりやすい展開なので、話に捻りを求めると物足りなさありかも。でも、あまりドロドロした展開を好きではない方には安心して読める、ほのぼのヒストリカルロマだった。

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