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運命の王女をさがして  ジョアンナ リンジー
2016年07月28日 (木) 10:11 | 編集

運命の王女をさがして (MIRA文庫)
2016/2/9
ジョアンナ リンジー (著)

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運命の王女をさがして  

ジョアンナ リンジー

両親を知らぬまま、幼くして酒場の夫婦に引き取られたターニャは、毎日のように杖で打たれてこき使われてきた。20歳になった今では身を守るため、美しい顔立ちに老けた化粧を施して店に出ているが、ある日、立派な身なりの紳士たちが現れて思いがけないことを告げる。自分たちは東欧の小国から来た国王と護衛で、ターニャこそ行方知れずの王女-そして、王の許嫁に違いないと。もちろんターニャには信じられない話。しかもその中の一人、顔に傷のある悪魔のような魅力の男はゆうべ、ターニャを娼婦と間違えて買おうとしたのだ! (MIRA文庫 JL02-01)
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copyright 1991
Once a princess

王女だということを知らずに、いつかは自立して自由を手にいれることを夢見て酒場で育ったターニャ。そんな彼女を迎えにきた護衛4人の話を、ターニャは簡単に信じることなどできるわけもなく…。

カルティニア王国という架空の小国が舞台のシリーズものの一作目。
アメリカのミシシッピーまで迎えに来た男たちに、訳も分からず連れて行かれることになったヒロインが、彼らを翻弄しながら王子を愛するまでになる珍道中ロマです。山猫並みに警戒心と逃走能力が優れたヒロインと、自分の顔の傷から容姿の美しい女性に対してからきしダメなヒーローの組み合わせ。
薄幸のヒロインが王女になる切なくしっとりしたシンデレラロマンスをイメージするとかなり違うのでご注意。前半は何度も脱走を謀るヒロインの意地と根性がコメディーに近い。
短気で意地っ張りなヒーローを、誤解されながらも受け止めていくヒロインの度量。そんな二人の掛け合いが楽しいロマだった。

あらすじ 1835年
病床の父からの遺言で、正当な王家の血を引く王女タチアナ・ヤナーチェクを探し出し、彼女が生まれた日に行われたという婚約を履行してほしいと王子は頼まれた。
スタンボロフ家がヤナーチェク一族を根絶やしにし、滅亡によって王座を手にしたことを父王は気にしており、二人の結婚式を生きているうちに見たいというのだ。
死にゆく者が語る希望にあふれた言葉を聞かされては……。
だが、父の親友であり首相であるマックスがかけた言葉は、王子を安心させる材料にはならなかった。

「王女が美しかろうとどうでもいい。私はその美しさを、王女自身を憎むようになるだろ。ぞっとした顔で王女が私から身を引くたびに」

ミシシッピー州ナチェズ
ターニャは、育ての親ドブズの罵詈雑言に耐えている。ドブズがベッドから抜け出せなくなった今は天国のような暮らしになったとはいえ、何度も杖で殴られてきたみじめな生活を忘れるのは簡単なことではない。
酒場を一人で切り盛りし、休んだ踊り子の分まで踊らなければ…。
ターニャはやつれた化粧をして普段は容姿を隠しており、踊った時と同じ女だということを気づかれないようにしていた。ところが、見かけない男性客は、たくさんの金貨をターニャの前に置き、「きみがほしい」と言い出した…。


冒頭の経緯。ターニャを侮辱した男性客がドブズを訪ねて強引に押し入ってくると、ターニャを王女だと言い出し、尻にあざがあるのかと言い出した。屈辱的な方法であざを確認されたターニャは、娼館に売られると戦々恐々。
顔に傷のある短気なステファンから、王女であることや、美男子なのに皮肉屋で腹立たしいワシーリーが王子であり婚約者であると告げられるが、おとぎ話だと思い込み、もう少しで酒場の権利を手に入れて自由と自立を勝ち取れる現実へと戻ろうと画策し…。

王子が4人のうちの誰かは最初の布石なのだが、見え透いているだけに何故にそんな嘘を…と屈折したヒーローの心中に笑う。
往生際の悪いヒロインの逃亡と捕獲が物語の4分の3くらいを占めるので、かなり焦ったい。後半は、やっとヒロインが王女らしくなったとたんに、意気地なしでグダグダになるヒーローとの図で、さらに焦れったい。
ヒーローはオバカ度の高い男だが、二人がどうなるのかラストまで一気に読めるエンタメ度の高いロマだった。

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