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蒼の略奪者 イローナ アンドルーズ
2016年08月22日 (月) 11:09 | 編集

蒼の略奪者 (MIRA文庫)
2016/4/6
イローナ アンドルーズ (著)

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蒼の略奪者 

イローナ アンドルーズ

目を覚ますと、ネバダは両手両足を縛られ、冷たい瞳に見つめられていた。小さな探偵事務所で働く彼女は、凶悪なテロリストを捕まえるという依頼を押しつけられ、思いがけず犯人と接触するチャンスをつかんだ矢先に何者かにさらわれたのだ。無力に横たわるネバダを眺めているのは、マッド・ローガン―巨億の富を持ち、世界でその名を知らぬ者はいない非情な権力者だ。射抜くような青い瞳に氷のような炎を燃やしたローガンは、躊躇なく彼女を責め苛み、協力を強いる。恐怖をおぼえながらも、ネバダはローガンに惹きつけられた。
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copyright 2014
Burn For Me

パラノーマルロマンスは当たり外れが大きいうえに、物語が中途半端で終わると辛いので、手を出すのに躊躇するのだが、これは面白かった。
爽快なアクションと、豪快な破壊力のある、魔法の世界です。
現代ととてもよく似た世界が舞台。
富と権力をめぐっての抗争によって、”超一流”の魔力をもつエリートを作り続けることを義務としている一族たち。
その結果ともいえる、巨大な魔力を持つダークヒーローのマッド・ローガンと、その抗争から遠いところで生まれ、利用されまいとするヒロイン・ネバダ。二人の出会いと理解の1巻目です。
人知を超えた魔力をもつマッドに対し、人は恐れ慄きながら、敬い崇めるか敵対するかのどちらか。人を殺し利用することに躊躇がない彼に、小さな探偵事務所を切り盛りしながら家族を養うヒロイン・ネバダは慄きながらも果敢に対等であろうとする。そんな彼女の気合と頑張りが素敵なお話だった。
三部作ということでシリーズものにしては手に取りやすいかも。
今後の二人の活躍とラブの行方に期待。

あらすじ
父から受け継いだベイラー探偵事務所を切り盛りするネバタは、父が存命時の医療費に事務所を担保に金を借りたことで、モンゴメリー国際調査会社からの依頼を断る立場にはない。
仕事の依頼は、アダム・ピアーズを確保し、家族の元へ帰すこと。だが、”超一流”の念火力の持ち主を相手にすることなど不可能に近い。目の前のオーガスティン・モンゴメリーの言葉に対し、魔力が反応する。
彼の言葉は嘘だ。
「もしわたしが死んだら?」
シーソーの片方には家族が、もう片方にはおそらくわたしの命がのっている。
「受けます。あなたは最低だけど」

アダム・ピアーズは、ギャビン・ウォラーらとともに、銀行を襲い、建物の中から火をつけた。何の目的があり、何を盗んだのか…それはどうでもいいこと。わたしの仕事はアダムを一族のもとに連れ戻すことだから。
ネバタは、自己顕示欲の強いアダムと接触を図り、説得を試みた。意外に人当たりがいい。だが、予想どうりの結末に終わった。
両手が震えている。危険が去ったことに体はまだ気づかないようだ。
だが、ほっとしたのもつかの間、男があらわれた。
目が合えば、冷たい炎に丸呑みされるとわかっていても、見つめずにはいられないような男だ。
すごい。
男はわたしの正体を知っているかのようにこちらを見ている。
留まるか、逃げるか?


ネバタの能力は、人の嘘を見抜く力だ。希少なその能力を持つことを知った両親とじっくり話をした。その者の職業は一つしかない。尋問官だ。この特殊能力が人に知られれば、圧力がかかるのは間違いない。大義の名のもとにおそろしいことがおこなわれるのを見せられることだろう。

前半の経緯。マッド・ローガンは、いとこケリーに頼まれ、息子のギャビン・ウォラーを探していた。その過程で、ネバタを拉致し、アダムについて尋問をかけた。
ネバタは突然の拉致と自白を強要する魔法陣に貼り付けにされたことに憤り、モテる力を振り絞ってアダムに抗った。
だが、解放されて数日後、アダムはネバタと仕事上のパートナー関係を結びたいと申し出てきて…。

前半は、人物関係や現代と魔法のバランス設定などの説明で進みにくいですが、拉致された後は、スピード展開で引き込まれます。
一見複雑そうなお話ですが、アダムを操るさらなる敵を背後に匂わせつつ、街を守るために奔走するという、わかりやすい展開で、ちょっぴり強引なマッドに対し、必死に惹かれまいとするネバタとの攻防が楽しかった。
カーネーションを手にしてドア閉められたからって…家揺らすなォ。カーネーションの数多すぎ!限度ってもが…超危険!だけど、そこが可愛い?

車が吹っ飛びビルが崩壊するのは日常(?)で、魔力がある割には二人ともいつもフルボッコだわね。という豪快な魔法のシーンを、フルCGの映画並みに想像たくましくして、読んでくれたまえ。
とっても素敵なキスだったわ。
続きが楽しみ。
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