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偏見と嫉妬 ジェイン ドネリー
2016年08月26日 (金) 13:31 | 編集

偏見と嫉妬 (ハーレクイン・イマージュ)
2016/5/17
ジェイン ドネリー (著), 藤﨑 香里 (翻訳)

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偏見と嫉妬 

ジェイン ドネリー

父が莫大な借金を抱えたまま他界し、ドーラは16歳で全財産を失った。兄と力を合わせ懸命に生きてきた10年後のある日、彼女のもとに思いがけない知らせが届いた。父亡きあと人手に渡った屋敷がふたたび売りに出され、ドーラ兄妹の幼友達で実業家のコールが買い取ったという。かつて貧しい職人の子だった彼は、行方不れずの10年のあいだに持ち前の才覚で事業を成功させ大富豪になっていたのだ。昔から反目し合う仲の彼に思い出の屋敷を奪われるなんて…。さらにコールは、ドーラの兄の店に資金援助を約束する一方で、彼女に尊大に命じた―屋敷でハウスキーパー兼秘書として働け、と。(I2419)
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copyright 1978
The Black Hunter

”冷たい大富豪と没落令嬢の逆転劇”と煽られれば、手にとらずにいられないわたくし  
ハーレクイン黎明期を支えた作家のひとり、J・ドネリーの未邦訳作品(スミマセン初読です)
ヒロインはかなり偏見に満ちており、屋敷を買い取ったコールに対し、複雑な思いをあらわにし敵意と警戒の目を向ける女性。そんな彼女が、屋敷の再生を手伝うことで、当時に感じていた彼への気持ちが敵意だけではないことに気づくまでが描かれる。
70年代の作品らしく、男性視点なしのドラチックで繊細な良いロマだった。

あらすじ
ドーラは26歳。十年前に父が借金を抱えたまま他界し、財産も屋敷も失い、兄とふたり力を合わせて生きてきた。兄は結婚し、ドーラは2度の婚約解消を経験したのち、今また婚約した。
婚約者のニールの母親は息子を溺愛しており、婚約は母から受け継いだものだという。
ドーラの心に母が持っていたさまざまな”すてきなもの”の思い出が甦った。そのほとんどは父によって売り払われ、残ったのはドーラが16歳の誕生日に母の形見として受け継いだ、真珠のネックレスだけだった。しかも、それを最後に手に取ったのは、もうずっと前のことだった  
そんなとき、兄嫁からあの屋敷について買い手が現れたと教えられた。
ドーラたちが住んでいた屋敷をホテルにした人物によって再び屋敷が売りに出され、その屋敷を買い取ったのが、コールだという。
ありえないわ。彼は「流れ者」
違うわ。「渡職人よ」
”賤しい流れ者じゃない。賤しい渡職人さ”あの人はそう言っていたもの。”今回はもう戻らない……”とも。
だが、突然兄の家に現れた来客こそ、コール・サリバンだった。

「再会できて嬉しいよ。きみはまったく変わってない」

彼は、婚約者ニールがいる目の前で、ドーラに情熱的なキスをした。たしかに、ドーラの心中はあのころのままかもしれない。コール・サリバンがそばにいるといつも感じていた、恨みと怒りと、おそらく多少の恐怖が入り混じったあの複雑な気持ちを、彼女はそれまで忘れていた。


冒頭の経緯。自分に言い聞かせるように婚約から結婚までのゴールを考えていたドーラだが、コールによって目覚めた複雑な感情と、ニールの高圧的な言い方に憤り、婚約は早々に破棄された。
それに、コールの思惑も悪意があるのではと疑心に陥る。そのとおり、コールは兄夫婦の店の窮状に手を差し伸べる変わりに、ドーラに半年間の秘書兼ハウスキーパーをすることを提案したのだ…。

奴隷のような気分で契約したにもかかわらず、彼との屋敷の再生は思いのほか楽しく、次第にコールに心を開き始める彼女が可愛らしいです。
兄たちに負けたくなかった!という妹心理を、酔った勢いで暴露なのであります。冷たい川に飛び込んで、コールは激おこプンプンなのです。
コールも、冒頭で唐突にキスした割に、奥手。ラストまでかなりじれったいです。
定番な展開ともいえるけれど、古風なロマンスが好きな方なら、楽しめると思う。

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