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時を渡る花嫁と恋の四重奏 悠木 美羽
2016年09月04日 (日) 15:48 | 編集

時を渡る花嫁と恋の四重奏 (ビーズログ文庫)
2016/5/14
悠木 美羽 (著), 深山 キリ (イラスト)

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時を渡る花嫁と恋の四重奏

悠木 美羽

エイミーは生まれた時から年上の青年アベルにつきまとわれ、初キスまで奪われてしまう。こんな男から逃げてやる、と男子禁制の神殿に入るも、国王の“聖なる花嫁”に選ばれちゃった!しかも国王は、エイミーが逃げ出したアベルその人!!「騙してたのね、大嫌い!」エイミーが叫んだ瞬間突風が巻き起こり―目の前には幼いアベルの姿が。これは未来を変えろってこと??
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青年アベルを兄のように信頼し慕ってきたのに、その彼が突然大人の男性として彼女を結婚の相手に見ていると知ってしまうえに、別の面を知ってしまい、エイミーは大混乱。
男子禁制の神殿に逃げ込むも…

国王の“聖なる花嫁”として時を渡り、その意義を見つけることになってしまったヒロインの物語。なので、同じ男性でも、少年アベルを相手にしたケンカカップル状態。その少年を相手に、彼が背負うことになってしまった運命を知ることで大人のアベルを理解するという展開なので、甘い雰囲気は少ない。
前半は子供っぽさが目立つヒロインなのだが、後半での成長がとても素敵だった。二回くらいうるっときた。
ただ、子供っぽすぎるヒロインというのは、往々にして女性読者の共感を得にくく、評価が下がりがちなのはもったいないと思う。そして、カバーの絵のアベルがいまいちいけてないのも、もったいないと思うw(中の絵はかわいい)
書籍版はカバー裏にSS「アベル陛下の残念な結婚生活」

あらすじ
「!」
唇が重なったのは一瞬だった。
突然のことによけることができなかったエイミーは、いきなり唇を奪われて呆然とする。
やがて我に返ると、髪を逆立てて怒った。

「な、何するの!」
「だって、お兄さんとはキスしないでしょう?」

初めてなのに、あんまりだわ!アベルには二度と会わないと宣言し、エイミーは男子禁制の神殿に入った。だが、「ディセルナティアでぼくが立ち入れない場所なんてないよ。エイミーは一生ぼくから逃げられない運命なんだ」と言ったとおり、彼はエイミーの目の前に現れた。アベルが”聖なる花嫁”を選ぶ国王だったのだ!
アベルはエイミーが”聖なる花嫁”だということを知っていたのだ。そして両親も…。
  わたしが聖なる花嫁だから、つきまとってたんだわ!
ずっと騙していたなんて、ひどい!

「わたし、アベルのお嫁さんには、ならない!絶対にならないんだから!」
「それが、エイミーの答えなの?」
「そうよ!」
  わかった」

アベルが悲しそうな顔をしたので、まるで自分が責められているような気持ちになり、エイミーはやるせなくなる。今、アベルを非難する権利があるのは自分のほうなのに、そんな風に傷ついた顔をするのは卑怯だ。もうアベルの顔なんて見たくないと心底思った。
そのエイミーの思いが通じたのか、体が淡い燐光に包まれていく。


冒頭の経緯。気がつけば15年前の世界。第二王子であり王太子のセドリック、そのそばには10歳の少年アベルの姿が。大巫女の話は壮大でうまくのみこめないが、要するにエイミーはしばらく王宮に滞在し、この時代に来た目的を探すことに。
それにしても、第三王子のアベルがどうして王位を継ぐことになったの?
アベルの侍女はエイミーのお母様!で、彼の家庭教師はお父様!?仲の良い夫婦である両親の険悪な様子に…

過去に戻ったエイミーは、“聖なる花嫁”として生まれてしまった自分が両親の重圧になっているのではと、仲を引き裂こうとしてみたり、宮廷内で愛人の子という弱い立場で第一王子サミュエルから敵視されるアベルを気遣ったり、逆に病弱な第一王子を励ましたりと、大忙し。
そんな中で、アベルという青年の背負う運命の重みを知り、彼を支えたいとまで考えるように成長するという展開。
コメディーも入りつつ、心温まる素敵なお話だった。
一冊読みきりなので、手に取りやすいと思う。

B's LOG文庫 読了一覧



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