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公爵と見る十日間の夢 ローラ・リー ガーク
2016年09月06日 (火) 10:24 | 編集

公爵と見る十日間の夢 (MIRA文庫)
2016/3/10
ローラ・リー ガーク (著), 立石 ゆかり (翻訳)

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公爵と見る十日間の夢 

ローラ・リー ガーク

エディーは社交界で、“夫に捨てられた公爵夫人”と噂されている。それもそのはず、夫マルグレープ公爵は結婚後すぐに異国に行き、5年もの間それっきり。そもそも美しさとは縁遠いエディーが見目麗しい公爵と結婚できたのは、彼女が裕福な家の出で、一方の公爵は高貴な血筋ながら多額の借金を抱えていたからなのだ。だが、愛なき結婚であろうと、社交界で陰口を叩かれようと、エディーは一人きりの生活に満足していた。そんなある日、突然公爵が英国に戻ってきた。戸惑うエディーに彼は、跡継ぎが欲しくなったのだと言い出し…。(MIRA文庫 LG03-02)
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copyright 2014
How to lose a duke in ten days

侯爵を結婚させる方法関連作。
”ロンドンで活躍するアメリカ人の女相続人シリーズ”
前作の結婚仲介人ベリンダの失敗した仲介としてさらりと紹介されていたカップルです。
物語の大きな絡みはないので、単品で楽しめます。
表紙も、ラズベリー文庫っぽい w

ローラ・リー ガークの作品は軽快なテンポと切ない乙女心が結構気に入っており、邦訳作品はほとんど読んだのだが、この作品は、少し毛色が違う。
五年ぶりに帰国した夫を前に、夫婦生活というものを避けてきたヒロインがパニックになるお話ではあるのだが、一方では、アフリカで死線をさまよい帰国した男が、築くことのできなかった妻との関係を求めつつ、アメリカ人らしい自立を望む妻の内面が見えず苦悩するロマ。なので、作者らしい乙女心を期待するとちょっと違う。
ヒロイン視点よりヒーローの視点に焦点を当てた構成なので、頑なな態度のヒロインが意固地に感じてしまって、心を砕くヒーローの態度が誠実なぶん感情移入しにくいところもある。
でも、安定のクオリティで楽しく読めた。

あらすじ
”そろそろ故郷に帰る頃だ”
またあの女性の顔が脳裏に浮かんだ。
待て、彼女はただの女性じゃない。彼はふと思い出した。妻だ。
エディー。そう思ったとたん、何か激しく苦しいものが胸をよじった。
■□■
エディは我が儘に育った妹ジョアンナを寄宿学校に入学させる決意をした。列車に乗る妹を見送り、泣き出す前にその場を離れた。
しかし、ホームから駅舎に戻ろうとしたエディーを、先ほどの見知らぬ男が呼び止めた。

「やあ、エディー」

見知らぬ男が公爵夫人に話しかけることはないし、自分から話しかけられているという事実に驚く程度には、公爵夫人らしさを身につけていた。男が帽子をうしろへ押しやると、男の目があらわになった  美しくて、輝くようなグレーの瞳が彼女の瞳をまっすぐのぞきこんでいる。エディーの驚きは、ショックへと一変した。この男は外国人などではない。
私の夫だ。


冒頭の経緯。ライオンに襲われ足を負傷し帰郷したマルグレープ公爵スチュアートは、5年ぶりに再会した妻に夫婦生活を送ることを提案する。
当時、名誉を傷つけられイギリスで夫を探していたエディーは、経済的に困窮していたスチュアートに、便宜婚をもちかけた。経済的な立て直しを約束し、彼にはアフリカへ行って戻ってこないことを約束させたのだ。
しかし、状況が変わったと彼は言う。エディーは彼から夫婦生活から逃げるために、アメリカに帰るとまで言い出した。スチュアートは、苦肉の策として、10日間でエディーに求めさせてみせるともちかけ…

ヒロインの態度が頑ななうえに男性視点も多く、負傷した夫に対しての、ヒロインの態度が酷い。
もう少し早く終盤の展開が欲しかったナ。どうにもヒロインの気持ちをつかみかねて、ヒーロー同様に読者も戸惑うわ。
次作に期待してます。

初期の未邦訳も読みたいナ

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