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白いベールは偽りの色 スーザン・フォックス
2016年09月07日 (水) 11:05 | 編集

白いベールは偽りの色 (ハーレクイン文庫)
1998/8/14
スーザン・フォックス(著)

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白いベールは偽りの色 

スーザン・フォックス

アリソンは幼いころ両親を事故でなくし、伯父夫婦に引き取られた。伯父のチャールズが経営する銀行は今、経営難で存亡の危機にある。ある日彼女は、牧場主のブルーの屋敷を訪ねるよう伯父から言われた。ブルーは貧しかったが、油田を掘り当て一夜にして大富豪になっていた。そして、欲しいものがすべて手に入るようになった彼は、世間的な信用を得るには上流階級の妻を迎えることだと悟り、求める相手を金の力で手にいれようと考えていた。そこで、チャールズの銀行を救う代償としてアリソンとの結婚を申し入れたのだ。知らない男性と、愛のない結婚などできない―。彼女はそう思ったが、伯父夫婦への恩を考えると断れなかった。ブルーと結婚する以外、本当に伯父を救う道はないのだろうか。アリソンは今にも引き返したい思いにさいなまれながら、ブルーの屋敷へと向かっていった。
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copyright 1998
An Arranged Marriage

スーザン・フォックスのヒロインは、いつも、涙をためてぷるぷる震えるのだが、その姿が可愛くて気に入っている。こちらは、さらに善人すぎて*´▽`)/
油田を掘り当て富豪になり、金で解決できないことはないと知ったカウボーイが、手のとどかない上流階級の妻を欲したというロマだが、素朴なブルーの純愛がラストは痒く、コンプレックスを抱えた男心を理解しようとするアリソンの乙女心が良いお話。
なんていい子なの!と寛容な乙女心を感嘆せずにはいられないロマ。
ヒーローもヒロインも可愛い!

あらすじ
ブルー・サムナーは、誰かに何かを与えられることに慣れていなかった。4歳で母を亡くし、呑んだくれの父の下で苦労を重ねた彼は、学歴とは関係ないところで成功を求めた。牧場の仕事をこなし働き続けた結果、八年前、ついにブルーは小さな牧場を買った。
温かい家庭と世間に恥ない生活を夢見て、厳しく孤独に生きてきたのだった……。
彼があくせく働いて開墾した土地の下に、近郊の町で一番豊かな石油が眠っているとわかるまでは。

アリソン・ランカスターは、ブルーからの突然のプロポーズの申し出を断るために、牧場を訪れた。男らしい彼に心が乱れたものの、よく知らないことを理由に断りを口にしたが、彼は屋敷を案内しながら、室内装飾や家具選びの予定について並べ立てる。アリソンのためにたてられた予定を聞かされ、あっけにとられた。
そして、彼は愛については「子供だまし」で「作り話にすぎない」と続ける。

「僕は裕福な家庭に育ったわけではないし、学歴もない。だが暮らしは安定している。信頼できる働き者で、真面目な男になる。子供たちの良き父親、貞淑な妻の良き夫にもなる」

突然、誓いの言葉を聞かされて、アリソンはブルーから目を離した。この人は愛は作り話だと思っている。でも彼の求めるものは、愛なしでは得られない。


冒頭の経緯。アリソンは9つで両親を亡くし伯母夫婦に引き取られたが、伯母ペチュラは、銀行家の叔父チャールズとの愛のない結婚生活を続けており、家庭は温かみにかけている。
だが、横領されたために経営危機で困る叔父と、心労から衰弱する伯母を見て、アリソンの意思は決まった。
アリソンは、ブルーと結婚し、牧場に移り住み…

強欲な叔父に土地を抵当に取られそうになった過去などが明かされますが、彼を偏見の目で見ることなく、結婚を前向きに捉えるアリソンなのです。
そして、「まだ夢中になれる人に会っていなかった」という彼女にホッとするブルーなのでありますっ!
後半は、伯母ペチュラの離婚話に巻き込まれつつ、ジリジリ。
粗末な家で苦労した過去を明かしたくない男のプライドに踏み込みつつ、彼を理解し、彼の頑なな壁を壊すあたりが良いロマなのです。
好きなお話。

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