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悩める男爵夫人 リン ストーン
2016年09月08日 (木) 12:34 | 編集


悩める男爵夫人 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)2016/8/25
悩める男爵夫人 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス)2004/11
リン ストーン (著), Lyn Stone (原著), 片山 奈緒美 (翻訳)

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悩める男爵夫人 

リン ストーン

伯爵令嬢スザンナは女性の権利拡張運動に関わり、ロンドンの社交界から締め出された。娘を疎んじた父親は騒ぎが収まるまでイギリスを離れようと考え、エジンバラのホテルに滞在していたところ、突然の来客がある。客人は正義感あふれるスコットランド人の男爵で、伯爵の暗殺計画が当地で進んでいることを知らせに来たのだ。貧しいけれど信頼できる人柄に惚れ込んだ伯爵は初対面にもかかわらず、娘と結婚してくれと申し出る。目をむいて抗議したスザンナだが、男爵のほうが承諾して…。(HS199)
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copyright 2003
The Scot

女性の権利について主義主張のある気の強い娘です。とくに女性が間をあけず妊娠する危険について、トラウマのある娘。
思わぬ結婚ながらも、お互いに思いやりをもっての暖かな雰囲気にもかかわらず、その辺りはちょっと頑固なヒロインで、ジリジリさせられます。
ヒロインの成長を見守ってやってくださいませ。
1746年のカロデンの戦い以降から禁止されてきたスコットランドの民族衣装キルトは、解禁されて以降大流行のようで、ヒーローが好んで身につけているのだが、それについて、うっとりする彼女に対して、彼は”気に入らないのか?”とちょっと誤解をしてみたりするのです。そんな微妙なすれ違いが楽しい。

あらすじ 1865年エジンバラ
ジェイムズ・ガロウは領地を持っているものの、両親の亡きあと経済的に立て直しを図ったが、領民の生活は苦しく、石工の仕事も請け負っている。そんなある日、宿である人物の殺害計画を耳にしてしまった。
早速、伯爵に知らせに走り、娘も殺すと言っていたことを伝え、金品を要求するつもりはないと言い捨てて帰ろうとした。
しかし、伯爵に引き止められたことで、ついでに伯爵所有のドレヴァーズの領民が飢えている惨状を訴えることに。
ジェイムズの領地ガリオッホは隣接しているのだ。
すると、伯爵は唐突に彼に結婚を勧めだした。
娘がロンドンで問題を起こしたというのだ…

スザンナは立聞きをしてばつの悪い思いをしたものの、気に入らない親族の元へ行かされるのならと、結婚に同意した。だが、結婚によって女性の財産は全て夫のものになるということに奴隷同然だと反発すると、彼はドレヴァーズの名義を彼女にするこを約束した。
「君が望む自由もを与える」と  
そして、どうしてもロンドンに帰らなければならない父を、ジェイムズは途中まで護衛することに。
しかし、父は負傷したジェイムズを連れて戻ってきた。
スザンナは、父の手慣れた作業を手伝い、父の命を救ってくれたジェイムズの命を救った。
手術を無事に終えると、伯爵は引き止めようとする娘にかぶりをふりながら微笑み、再び出発した。

「本当に気をつけてね。愛しているわ、お父様」

「わたしもおまえを愛しているよ、スーズ。いつかおまえも、このことで何か学んだと悟るだろう」


冒頭の経緯。質素で素朴なジェイムズのガリオッホ城にスザンナは感激するが、様々なものを売り払ったことや修繕の必要性を感じるジェイムズは恥じ入る気持ちが強い。
早速、彼女の領地となるドレヴァーズの管理人のコリンを追い出しに行こうとすると、スザンナはついていくと言い出し…。

後半は、領地の所有権をめぐって、父の伯爵の共同経営者である男に、横領の疑惑が。その共同経営者の娘と従兄弟が滞在することになり、新婚の二人の間に割ってはいって、てんやわんやの展開。
スザンナは、自分の自由を大切に考え、そんな彼女の高慢な態度をジェイムズは寛容に受け止めるのです。でも、キルトの文化など、自分の芯は曲げない男。ヒロインが微妙なぶん、器の大きな男で素敵でした。

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****余談*****
この前、娘にストールを買ってくれとせがまれた。
マフラーでは小さくてダメだと言う。
大判の赤のキルトをくるりと全身に巻きたいらしい。
初版の表紙の赤いキルトの彼を見せながら、

「お前が目指しているのは、これか?」
と聞いたら、

「ちが〜〜わ!」

と、全否定された。
そうか、ちがうか。(*´ω`)┛




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