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さらわれし花嫁 ゲイル カレン
2016年09月12日 (月) 14:13 | 編集

さらわれし花嫁 (MIRA文庫)
2016/6/11
ゲイル カレン (著), 立石 ゆかり (翻訳)

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さらわれし花嫁 

ゲイル カレン

1727年英国。伯父の邸宅に滞在中のリオナはある晩眠っていたところ、突然大きな手に口をふさがれ、部屋から連れ出されてしまう。侵入者の正体はスコットランドのマッカラム一族氏族長ヒュー・マッカラム。遠い昔に交わされた親同士の契約によって、彼と伯父の娘は結婚することになっているのだという。リオナは、自分はあなたの許嫁ではない、ただのいとこで人違いだと何度も訴えるが、彼は聞く耳を持たない。果たしてリオナはハイランドの地へさらわれた―たくましい腕に抱かれ、気品漂うその横顔をなす術もなく見つめながら。
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copyright 2015
The Wrong Bride

人違いでさらわれた花嫁だが、数々の苦悩を抱える男に惹かれはじめ…。
舞台は1727年。イングランドとスコットランドの対立が激化し、とくにハイランドには暗い影が落ちる時代(wiki/ジャコバイトの反乱1715年&1745年)に設定されており、全体的に明るい雰囲気のロマンスの中にちょっぴり真実味が加わっております。
イギリス人に対しての鬱屈した感情や、ハイランドを愛しながらもイングランドよりな彼らの発言などがあり、当時の彼らの生活感や苦悩、そして妙な習慣(花嫁おためし期間?や、話し合いのための縛り?)が興味を引いた。
ダーリンが猪突猛進な男でヒロインの話を信じずかなりじれったいが、ヒロインの揺れる気持ちややるせない立場が切なく描かれており、ラストまで一気に読めた。
大抵この手の話は、”早くバレて、ヒーローが落ち込む姿を見たい!”とせっかちになってしまうのだが、そこはぐっとラストまで我慢なのだ。

あらすじ 1727年
カトリオナ(リオナ)・ダフは、同性同名のいとこカトリオナ(キャット)・ダフの部屋で寝ていたところ、何者かに拉致された。
男はマッカラム一族氏族長ヒュー・マッカラムと名乗り、「僕たちの父は何年も前に僕たちを婚約させている」という。
どうやら、伯父はウイスキーを生産する土地をめぐり約束を反故しようとしていたらしい。
人違いだと言っても信じてもらえず、リオナは10日間の道のりをハイランドのマッカラムの領地まで旅することになってしまった。

「これは、力を持っているのは誰かを君に教えようとしているんだ、リオナ」

求めているのは、氏族にとって重要な結婚の契約を満たす妻だ。私は単なる……代わりにすぎない。いずれは彼も自分の犯した間違いに向き合うはめになる。


冒頭の経緯。隙あらば逃げ出そうとするリオナを見張るために、馬車で強行するヒュー。だが、次期当主の帰郷に対して氏族の中で不満を持つ者もあるようだ。それは、酒を飲み暴君だった彼の父だけの影響ではないようで…。過去に何をしたのかヒューは語らないものの、ヒューにそっくりな子供をみつけ…。

リオナは妻として迎えられたものの、結婚するわけにはいかないと、妻の仕事から逃げようとするが、次第にヒューにも、彼の領地の人々にも、温かな気持ちを抱くように。
最後の最後まで自分の無謀な行動と結果を検証しようとしないヒーローのおバカ度に少し遠い目になったが、彼が問題を抱えるクランでの立場を少しでも良くしてから去ろうとするヒロインの切ない努力は尊敬に値した。
彼に反感を抱えるダーモットを利用しようとするヒロインの布石は無駄に感じる部分もあり、中盤に中だるみを感じたが、ヒロインが彼への想いを自覚した後半や、ラストのオチは面白かった。
彼の妹マギーとオーウェンとの続刊を楽しみにしている。


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