本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
眠れない王様のお休み係 宇津田晴
2016年09月23日 (金) 12:22 | 編集

眠れない王様のお休み係 (ルルル文庫)
2016/7/26
宇津田 晴 (著)

---楽天---




眠れない王様のお休み係 

宇津田晴

庶民育ちの新米王女ローズは、腹黒冷酷と悪名高い宗主国の王様アンドルーが、かつて同じ旅芸人一座に身を置いていたアンディだと知り、びっくり。だが優しかった少年は激務と刺客のせいで極度の不眠症になり、いつも不機嫌な陛下になっていた。アンディの体調を心配するローズは、彼の安眠を確保しようと計画。一方アンディも、ローズがそばにいるとなぜか熟睡できることに気づき、荒みかけた心が癒されていくが―!?
------------------------

母親と王様との恋の末に、ド庶民から新米王女となったローズだが、”仕事をする”ことが大好きなローズは、自分にも何か仕事が欲しいと頼み込み…。

王様となった幼馴染みとの再開のラブコメです。
不眠の王様アンディを安眠させることで、ローズは自分に有利な人脈を持つ婿候補を紹介してもらうという、仕事を引き受けたわけだが、お互いに惹かれ合うという王道展開。
ローズは恋に臆病になっており、仕事という理由をつけていることに自らが気がつくまでが、作者らしいアップテンポのコメディで描かれます。
描写も砕けた雰囲気なので、ローティーンから楽しめるルルル痒いお話。アンディのセリフに赤面するローズが可愛らしいです。
でも、”お休み係”というタイトルから、抱き枕ヒロインとしてのベッドでのイチャイチャや甘く切ない展開を期待するとかなり違うのでご注意。

あらすじ
いくら親切にしても『仕事』なら相手の負担にならないだろうし、対価を払うなら向こうも遠慮なくこちらに要望を伝えられる。
当時、家庭の事情で一座に預けられたアンディの指導役だったローズは、指導の代わりに文字や読み書きや計算を彼から教わった。
「あれ以来、私にとって仕事は特別なものなんです」
そのアンディは今ごろどうしているのか、今はあの厄介な体質、治っているといいんだけどなぁ……。

そんな思い出話をしていると、死んだと思っていた父親が現れ、実は王様で母親との熱烈な再開のラブシーンの末に、あれよあれよという間に一年。
ローズは仕事がないことに我慢できず、やるべき仕事を与えて欲しいと両親に懇願した。
そこで、父王の提案でアクア王国で社交シーズンを過ごし、”信頼できる相手を探して、縁を結ぶこと”をしてみてはと提案される。
  つまり、この公国の未来に役立つ人を捕まえてこい、ということなのねっ!


冒頭の経緯。気合いを入れて臨んだものの、ローズは早々と群れる肉食獣のような男性たちから逃げ出した。だが、逃げ込んだ先のリネン室には、かつて一座で一緒だったアンディが。お互いの再開を喜ぶ間もなく、彼は突然ローズに倒れこむように寝てしまい…。

一夜明けて、「残忍で冷酷な策士」と言われる新王がアンディだったことを知り、寝不足で不機嫌な彼のイメージアップと引き換えに、人脈作りを手伝ってもらう取引が成立。
アンディの恋人役となったローズは、勉強会で知り合ったミカエルやエミリーとともに、アンディの別な一面を他の人に理解してもらおうとするが…

後半は、継承権争いのゴタゴタ。
もちろん、素敵な王様となった彼にローズは複雑な胸の内。サバサバとしているようで、恋に臆病な乙女心に気がつくのであります。
仕事に傾ける情熱は、本来の優しさを隠すための口実なだけに、妙な角度にずれたヒロインの性格が天然。寝不足だと根の暗い方向に向かうヒーローとの掛け合いが可愛かった。
すごく盛り上がるというわけではないが、安定のクオリティーで楽しく読了。

宇津田 晴 読了一覧

ルルル文庫 読了一覧



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ★参考になったらぽちっと★
関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク