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貴公子と秘密のラブレター エリザベス ボイル
2016年10月01日 (土) 15:31 | 編集

貴公子と秘密のラブレター (MIRA文庫)
2016/5/12
エリザベス ボイル (著), 楡木 菜々 (翻訳)

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貴公子と秘密のラブレター

エリザベス ボイル

“当方、良識ある資産家の紳士。手紙の交換を通じてのち結婚を希望"-最近婚約した親友のように自分もすてきな恋がしたいと、令嬢ダフニはその花嫁募集の広告に思い切って手紙を出した。謎の男性は紳士的でユーモアがあり、一カ月ほど文通を続けるうちに、ダフニはまだ見ぬ彼にどんどん惹かれていく。そしてついに舞踏会の夜に会う約束を交わし、迎えた当日。近づいてきたのは誰もが振り返るほど見目麗しい紳士だった。この人が手紙の主だわ…そう確信したのも束の間、彼の名前を知るや、胸高鳴らせていたダフニは凍りついた。(MIRA)
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copyright 2013
And the miss ran away with the rake

公爵の愛しのシンデレラに続くシリーズ二作目。
手紙を交換するうちに芽生えた恋心。
お互いが初めて顔を見て理解しあえると思っていた。
にも関わらず、そう思って踊ったダンスの相手は、300年から続く憎い敵の家系ということで、すったもんだという展開。
登場人物が多くかなりごちゃごちゃしているが、押さえるところは押さえたコメディータッチのロマ。
楽しめた。

あらすじ 1810年

良識ある良家の淑女募集。当方、良識ある資産家の紳士。
手紙を通じてのち、熟考のうえにて、結婚を希望。
    『モーニング・クロニクル』紙 広告欄

ブレストン公爵クリストファーと友人ロクスリーの悪ふざけの広告に、応募の手紙が殺到していた。
ヘンリーは、悪びれもしないブレストンと、返事を出すべきだという妹ヘンの言葉に閉口した。子供の頃にいたずらをした時に使っていたミスター・デッシュフォースに登場してもらうということで意見が一致したものの、ヘンリーは笑える気分ではなかった。
その中で、一枚の手紙がヘンリーの気をひいた。
生意気な手紙の主人の手厳しさに心を奪われ、最後の一語に目を吸い寄せられた。”もしかすると”
いいや、そんなことがあるはずがない。ヘンリーは首を振った。だが、  

6週間後、ロンドン。
ダフニは親友タビサの婚約舞踏会に希望を持っていた。本物の愛を見つけて、タビサのように幸せになれますように。
この部屋のどこかにいるミスター・デッシュフォースに今夜、出会うのだから。
この舞踏会に出席すれば、ダフニはセルダン家の一族と顔をあわせることになるだろうが、愛しのミスター・デッシュフォースを見つけるためなのだからしかたがない。
ああ、彼との出会いがどんなふうに始まるのかはわかっている。ふと顔を上げると、そこには彼がいて、互いの視線が熱く絡み合う。彼はほほえみかけてくる。いいえ、違う。とうとう見つけましたよ、と白い歯を見せて爽やかに笑いかけてくるのだ。
それはたしかにばかげた空想にすぎなかった。だが、ダフニの夢見たとおりのことがいま、現実に起こった。

(踊りたい場所で、自由に踊ってみたいと思ったことはありませんか?)


冒頭の経緯。ヘンリーとダフニはお互いの素性も名前も知らないまま、一目で惹かれあい情熱的なダンスをした。
だが、それはお互いに両家が対立してきた家柄だと知るまでのこと。その後は、お互いが罵りあう形で後悔しあい、ダフニはミスター・デッシュフォースと出会えずに舞踏会を終えてしまったと思い込み……。


お互いに相手を否定しながらも、気になってしまう二人。ヘンリーはダフニが手紙の相手だとやがて気がつくが、口にだせず、ダフニはミスター・デッシュフォースと出会えることを必死に願い、ヘンリーに惹かれる気持ちを否定する。
そんな二人のテンポのいい掛け合いの攻防と、ダフニの切なさが読みどころ。
ヘンリーは突っ込みどころのある男で、憎らしいながらも楽しい人物。自分で自分を追いかけて、とほほな男なのだ。
ダフニは現実的な一方で、夢見がちな空想癖もある娘。

ラストに気づいていたのか、いないのか、お互いの考えが暴露され、いろいろと失敗するのだが、その後のフォローが駆け足なのはちょっとお惜しい感じがしなくもないかナ。
エンタメ感のあるロマだった。




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