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愛されたくてついた嘘 アビー グリーン
2016年10月15日 (土) 21:30 | 編集

愛されたくてついた嘘 (ハーレクイン・ロマンス)
2011/6/17
アビー グリーン (著), Abby Green (原著), 高山 恵 (翻訳)

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愛されたくてついた嘘

アビー グリーン

ローアンは、ホテルのロビーで弁護士を待っていた。夫の元にいる息子と面会できないか相談するためだ。じつは彼女は二年前、出産直後に病院から黙って姿を消していた。妻や母になる心の準備ができていないという置き手紙だけを残し、本当の理由は告げないままに。なぜならローアンと夫イサンドロの結婚は契約結婚で、もし真実を明かせば、契約に反すると思われただろうから。そのとき小さな男の子がロビーを駆けてきて、彼女の足元で転んだ。背後から父親らしき男性が現れる。まさか、そんな!顔を上げると、そこには氷のように冷たいイサンドロの目があった。(R2627)
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copyright 2008
The Spaniard's marriage bargain

ローアンは訳あって夫と子供を捨てた母親。
なので、許すことのできないヒーローの拒絶と、理由も聞いてもらえない彼女の苦渋の悲しみがかなり重い展開の、涙なくては読めないロマ。
繊細な心理描写と、愛憎入り混じったハードな展開は読み応えあり。
ヒロインのとった行動は読み手によって意見が分かれそうだが、綺麗ごとで割り切れないだけに、痛い。
赤ん坊を抱えて経済的な混乱期を乗り切らざるおえなかったヒーローの気持ちも理解できるだけに、辛い。
でも、それを乗り越えて理解しあえた幸せは嬉しい読後感。

あらすじ
10分後には、事務弁護士と話をしなくてはならない。2年前、置き去りにした夫と……子どもに、どう連絡を取ればいいのか相談するのだ。
人混みに出るのは2年ぶりのうえに、ロンドンは大きな街だ。まさかまたこの街に来ることがあるなんて思ってもいなかった。
だめよ、そんなふうに考えては。私は大丈夫。もっと大きな試練にも耐えてきたのだから。
今日が、これからの人生の最初の日。新しい章の一ページ。もしかしたら……。小さな希望の鳥が、ローアンの心の中で羽をはばたかせた。もしかしたらもう一度幸せになれるかもしれない。
そのとき、小さな男の子が走ってきて、勢いあまって彼女の足元の大理石の床に転んだ。ローアンは思わずソファから下りて男の子を抱き起こした。
かわいい子。黒みがかった金髪に、オリーブ色の肌、大きな目は……すみれ色だった。めったにみない、独特の色。
ローアンはみぞおちを殴られたように感じた。
まさか、この子は……。


冒頭の経緯。ローアンは、ホテルで弁護士と待ち合わせの場所で、偶然夫と子供に再開することになった。驚きで気を失ったローアンは、イサンドロはの部屋で目を覚ましたが、彼女のかすかな希望を打ち砕くように、イサンドロは冷たく拒絶し、子供に会うどころか話も聞いてもらえなかった。
「あの子が生まれて数時間後に逃げ出したとき、君は母親でいる権利を放棄したんだ」そして、僕の妻である権利も……。

欲まみれで近づいたと思われているローアンを試すように、善意を証明するように要求するイサンドロは、一緒にセビリーニャに戻り、数時間だけ息子のザックと過ごすよう細かな条件をつける。二度と背をむけるつもりはないローアンは、彼の要求をのむが…。

自分に残された人生はないと思っていただけに、あの夫の拒絶のセリフはかなりきついが、ヒロインの絶望がひしひしと伝わってきてぐっときました。
かなりテーマが重くヒロインの鬱々が続く作品ではあるが、作者の中でも、かなり気に入っている。

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