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心に鍵をかけないで スーザン フォックス
2016年10月29日 (土) 15:54 | 編集

心に鍵をかけないで (ハーレクイン文庫) 2012/10
心に鍵をかけないで (ハーレクイン・イマージュ)2001/7
スーザン フォックス (著), Susan Fox (原著), 飯田 冊子 (翻訳)

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心に鍵をかけないで

スーザン フォックス

五歳のときシングルマザーだった母を亡くして以来、冷酷な祖父に引き取られ、ひどい仕打ちを受けてきたハローナ。牧場主である祖父は今、死の床にあり、病院に呼ばれた彼女は祖父から思いもかけない話を聞かされた。牧場は遺言状によってハローナに遺す。ただし…祖父の存命中にハローナが結婚すればという条件つきだ。女性として生きることを捨て、牧童たちにまじって重労働にも耐えてきた彼女に結婚相手など見つかるはずもない。だが愛する牧場を手に入れるチャンスもあきらめられない。ふと、ハローナの頭に一人の男性の名前が浮かんだ。境界線の柵を挟んで隣り合う牧場を経営するウェス・ランシング。牧場を手に入れられるかどうかは彼の返答しだい―大きな賭だ。決意を胸にハローナはウェスの屋敷のドアを叩いた。
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copyright 2000
The Marriage Bargain

心無い祖父にいじめられて育った、女性として自信のない引きこもり気味のヒロインです。牧童として男性のように働いてきた反面、傷つきやすい少女のような心のヒロインを、優しく気遣い、温かく見守るヒーローの姿が嬉しいロマ。

あらすじ
「おまえは母親に連れられてここに来てから、一族の恥さらしだった。だがどんな生まれをしようと、血は血だ。初め半年分の必要経費以外、金はびた一文おまえに遺すつもりはないが、フォーシーズはくれてやる。私の目の黒いうちに結婚すればな」

驚きのあまりハリーは表情を繕うのを忘れた。祖父のいうとおり、私みたいな女の夫になる人なんているわけがない。
心のよりどころである牧場を手に入れるチャンスを待ち望み、苦しい人生にも耐えてきたのに。
フォーシーズはくれてやる……結婚すれば、ですって?
月まで飛べと言われたも同じだわ。

隣の牧場とは、ある一区画を巡って5世代にわたり確執があるのだが、今の牧場主ウェスリー・ランシングだけが、従姉妹のキャンディスに無関心だった。
あの土地を彼はどれほど欲しがっているのかしら?
話をもちかけてきっぱり断られても、牧場を手に入れるチャンスを失ったら出て行けばいいのだから。
祖父が可愛がる従姉妹のキャンディスは、祖父が亡くなればハリーを牧場から追い出すだろう。その楽しみだけは従姉妹に与えまいと、ハリーは固く決心していた。


冒頭の経緯。ハリーは祖父の遺言書を握りしめ、ウェスリーに便宜結婚をもちかけた。彼は祖父の仕打ちに憤り、ハリーと結婚することを承諾。ラスベガスで二人はその日のうちに結婚することに。
だが、もし祖父ハンクの食い物にするような策略をハリーが考えているのだとしたら、容赦はしないと彼は念を押す。
「きみは僕にとってなんの意味もないんだし、僕の法律上の妻であることなんてもっと意味がないんだから」

というわけで、祖父の裏をかいて結婚。本物の夫婦のように振舞おうという彼のぶっきらぼうな言葉に打ちのめされつつ、彼に惹かれ始めるという、微妙な距離感の二人なのであります。
祖父の歪んだ思考に苦しみ、祖父のなくなったあとは従姉妹のキャンディスにしてやられるハリーは、留置所に行く羽目に。そんな不憫なヒロインなのだが、立ち向かうことを覚え、精神的に変わりはじめるのです。
しがらみに苦しんでいたヒロインのスッキリした心中が心地よい読後感だった。

スーザン・フォックス 読了一覧

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