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わけあり商人の皇宮録 想いは遙か、海の果てまでお届けします 九月文
2016年11月02日 (水) 18:34 | 編集

わけあり商人の皇宮録 ~想いは遙か、海の果てまでお届けします~ (ビーズログ文庫)
2016/5/14
九月 文 (著), すがはら 竜 (イラスト)

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わけあり商人の皇宮録
想いは遙か、海の果てまでお届けします

九月 文

男装して皇宮御用達商人として活躍するマィヤ。常に側にはお目付け役のサフィードがいるのだが、彼は買い付けの旅へ…ところが、どこかいつもと違う気がする!不安を隠しきれないマィヤに、その時サフィードの祖国であるファルナスで内戦が起きるかもしれないという情報が!!何も言わず旅立ったサフィードを追いかけ、ついに彼の過去を知ったマィヤは―!?
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この巻でラストです。3巻でスッキリとまとまってくれます。ヒロインが商魂たくましい設定や、各国から集めた男後宮での奇を狙ったスタートで、さらに話が大きくなって、どんなふうに着地するのかと心配していたのだが、思いのほか面白かった。
目の前で彼との差をまざまざと見せつけられてどっぷり落ち込んでも、素晴らしい商魂で見事に彼の力になるヒロインの根性は清々しかった。
ラブ面も、いままで薄かっただけに、余裕のないサフィードがいい感じだった。ヒロインの乙女的な成長がもう少し欲しいと思わなくもないが、元気で明るくて良い子だった。

あらすじ
「えっ、サフィードはもう行っちゃったの!?」
旅の行きと帰りは必ず挨拶、それがマィヤ家の決まりごとだったのに。
さらにマィヤは皇宮でヴァルディアで内乱が始まったと聞かされた。
10年前の内乱で殺された大公一家の中で、生き延びた公子を旗頭に祖国奪還の兵を挙げたというのだ。
ファルナスはサフィードが生まれた国だ。今回のサフィードの急な出立とファルナスでの蜂起、とても無関係とは思えない。
(まさか祖国奪還の戦にくわわるつもり……?)
  <公子>
(公子だなんてまさかそんな、ご大層な人じゃ)
ない  とはいえない。
そんな時、父さまが大船を購入して帰ってきた。サフィードなら…と思いかけてマィヤははたと我に帰った。
  サフィードは、いない。
(もし本当に公子だっていうならもう一生このまま……?)

「父さま!わたしも船に乗せて!」


冒頭の経緯。少年姿でサフィードの元へ会いに行ったマィヤだが、サフィードの口から真実を教えられたものの、帰れと言われてしまう。しかし、次の船は半月後。マィヤは側近のオレス預かりとなり、場内の掃除を始めだした。
だが、サフィードのもとへ元婚約者イリスが、ヴァルディア特使として現れ、二人の親密さを目の当たりにすることに…。

そのあたりで、ぼっこり凹んでも、素晴らしい商魂でたくましく生きてくれます。サーフィドをどれだけ助けるのか、その手腕に最後には後光がさして見えていたようで、笑った。
物語のスタート時は、王子がわらわらといて混沌としていただけに、3巻で終わると思っていなかったのだが、スッキリまとまってハッピーエンドで嬉しい。
楽しかった。

政治的に一商人に権力が肩入れするというのは、どうかな?経済と政治は切り離すべきだ…などという大人のうんちくは横へ置く。

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