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ハイランドで眠る夜は リンゼイ・サンズ
2016年11月17日 (木) 16:10 | 編集

ハイランドで眠る夜は (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
2010/9/17
リンゼイ・サンズ (著), 上條 ひろみ (翻訳)

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ハイランドで眠る夜は

リンゼイ・サンズ

13世紀イングランド北部。両親を亡くした令嬢イヴリンドは、意地悪な継母の仕打ちを受けながらも、天真爛漫に
生きてきた。だがある日“ドノカイの悪魔”のもとに嫁ぐように告げられて──。それは父と妻を手にかけたと噂される、
恐ろしいハイランド領主。悲しみのあまり森へ遠乗りに出かけたイヴリンドは、そこで荒々しくも情熱的
な眼差しを持つひとりの男と出会う。結婚前の最後の思い出に、熱いひとときをともにしたイヴリンドだが、その男
の正体は思いもよらぬ人物で……。
波乱の愛の行方を描く全米大ヒットのハイランドシリーズ、待望の第1弾 !
———————————
copyright 2009
Devil of The Highlands

情熱的でホットなシーン多めの作品で下ネタ系の笑いもありの、コミカルなハイランダーのヒストリカルロマンスのシリーズ。
舞台は13世紀後半、お互いの領地の奪い合いは沈静化したものの十字軍の遠征に駆り出される荒々しい時代に、常に何者かに狙われ(狙われていなくても)怪我が多い主人公たちが、七転八倒しながらお互いの相互理解していくのです。シリーズ全体というか、作者の作風がそんな感じです。楽しい。
シリーズではありますが、どの作品も単品で楽しめる構成です。
こちらは、意地悪な継母から”ドノガイの悪魔”と呼ばれる男のもとへ嫁ぐことになった花嫁のお話。
ヒーローは寡黙で、男は行動で示すものだという考えの人物。言葉が足りないことが嫁としては不満なのであります!

あらすじ
継母エッダが微笑むのはいことではなかった。それはたいていイヴリンドが苦しむことになるのを意味していた。
よびつけたエッダは、イヴリンドに結婚が決まった知らせを受け取ったことを伝えた。

「こうして話しているあいだも、おまえの婚約者は自分の領地からここに向かっているわ。彼はドノカイの領主よ」

イヴリンドは息をのんだ。悪臭ただよう老貴族よりはるかにひどい。よりによって  

「ドノカイの悪魔?」

イヴリンドは不安を洗い流そうと、小さな滝のあるお気に入りの場所へ向かった。つま先をそっと水につけ、素足にかかる水の冷たさに微笑んだ。だが、足を滑らせドレスを水に濡らし、あちこちぶつけてしまった。今日は運に見放されているようだ。
彼女は、脱いだドレスを馬に乗って振り回し、乾かそうと考えた。

カリンがみつけたのは、ミューズ姿で疾走する馬にまたがって行ったり来たりする、そんな彼女の姿だった…。
不思議に思ったカリンが声をかけようとした瞬間、濡れた布が顔にあたり、彼は落馬してしたたかに頭を打った。
動転したイヴリンドは彼を介抱しながら、ドノガイの悪魔について彼に尋ねた。

「彼を知っているんですか?」

「ああ、おれはダンカンだ」


冒頭の経緯。イヴリンドは見知らぬ男にキスされ、悪魔との結婚の前のささやかな興奮に溺れたが、悪魔と婚約していることを告げると、彼は同じように「おれがダンカンだ」と繰り返す。
つまりは、彼がドノカイの悪魔だったのだ。だが、エッダにはそう思わせておかなければ…

エッダの性悪に早々に気づいた彼は、奪うように彼女を自分の城へ。だが花嫁としての用意もままならなかったことで、その彼の気遣いに気づけない彼女は、結婚への鬱憤がたまることに…。

かなり強引な展開ながらも早々にお互いを気に入ったようなのに、うまくいかない夫婦生活なのであります。女はわからないといいつつ義務だと友人に諭されれば、必死に”好きだ”と繰り返すあたり、ちょっと笑う。
そんな言葉少ない彼なのだが、城の中で続く不審な事故死についての無責任な噂のせいで、寡黙にならざるおえない彼の事情というものを理解していく嫁は、彼のために事件を調べ始め、物語は予想外の人物へといきつくのであります。
前半で姿を見ることのなくなった強烈な継母は、次の巻で暗躍してくれます。

---ハイランドシリーズ---
草地の小さな滝は怪我にご注意!(備忘録的に命名)
1.ハイランドで眠る夜は
2.その城へ続く道で
3.ハイランドの騎士に導かれて




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