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ハイランドの騎士に導かれて リンゼイ・サンズ
2016年11月19日 (土) 17:07 | 編集

ハイランドの騎士に導かれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
2013/5/21
リンゼイ・サンズ (著), 上條 ひろみ (翻訳)

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ハイランドの騎士に導かれて

リンゼイ・サンズ

イングランド領主の娘アヴリルは、燃えるような赤毛と頬の小さなあざを気にするあまり人前で吃音が出てしまい、何度も縁談を断われていた。そんなある日、異国で捕虜となっていた兄が、スコットランド人の友人ケイドを連れて帰還する。頭を負傷し昏睡状態だったケイドも、アヴリルの献身的な看護の甲斐あって意識を取り戻す。目に後遺症が残ってしまうが、ケイドには自分の容姿がよく見えないとわかると、アヴリルは彼の前では自然にふるまえ、ふたりは次第に好意を寄せ合うようになって?
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copyright 2010
The hellion and the Highlander

三作目は、2巻目で嫁いだ酔いどれ父兄の長男の物語。
母親に早くに他家に預けられて育った彼は、立派な青年となって帰ってきて、城の立て直しに取り掛かろうとするのですが、そこには陰謀が…というお話。
十字軍の遠征で囚われ3年の牢獄生活から死地をくぐり抜け生還した男の苦悩が良いロマですが、作者の良いところは、あくまでヒロインをメインに据えていること。
何度も結婚を断られすぎて徹底的に自信のないヒロインが、彼との出会いで変化する姿が楽しいお話。
シリーズの舞台背景、作風などは、「.ハイランドで眠る夜は」を参照してください。

あらすじ
「わたし、高望みはしないほうがいいとお父さまに言ったの。ド・モンフォール卿はきっとわたしを花嫁に望まれないだろうって。でも聞いてくれなくて」
眠りから目覚めたケイドがゆっくりと目を開けると、そんなことばが聞こえてきた。イングランド訛りのおだやかにかすれた声は、聞いているとひとく心地よく、しかもケイドに話しかけているようなのでうれしかった  

捕虜として三年がたち、いとこのイアンを助けるためにできることをすると決めたケイドは、仲間のウィル・モンターニュらとともに脱出をこころみた。だが、成功したもののフランスからイギリスへ向かう船が難破し、ケイドは重症を負った。ウィルの城で目覚めると、彼の世話をし続けたのは彼の妹・アヴリルだと知らされる。
アヴリルは赤毛のために何度も結婚を断られ、自分に自信のない時は吃音が出るらしい。
ケイドは、目覚めた当初は目が見えなかったことで、アヴリルは安心して話していたのだろう。水分の補給により視力が回復したものの、アヴリルを気遣いケイドは目の見えないふりをしすることにした。
今日はアヴリルが花嫁としてふさわしいか訪問客が来るという。吃音を出させないために酒を飲ませるとまで聞いて、ケイドは心おだやかではいられなかった。
だが、アヴリルと結婚して故郷のスコットランドに連れていくことは想像できなかった。あんな荒れ果てた環境では、一月と生きられないだろう。あのやさしさのなかにほんの少しでも炎があれば。逆境を乗り越えてたくましく生きる鱗片でも見せてくれていたら。やってみる価値はあるかもしれないが……


冒頭の経緯。酔った勢いで、癇癪を爆発させたことで、ケイドはアヴリルを気に入り、結婚し帰郷する。だが、先に出たはずのイアン、アンガス、ドナムルの3人は一週間前にこの城をたったというが行方不明なうえに、父と二人の兄は飲んだくれて話もできない状態で、城は荒廃し悪臭が漂い寝る場所すら確保できそうもななく…

赤毛であることで結婚相手として忌み嫌われたことで自分に自信のない彼女なのだが、自信をつけさせるために何度もキスをするあたり、背中が痒くて楽しい。
城の中の惨状を改善しようと奮闘する中で、かなり生き生きとしているヒロインが可愛い。
物語後半は、何者かに狙われたケイドが命の危機なのであります。
すごく感動という話ではないが、サクッと楽しめるエンタメロマとしておすすめ。

---ハイランドシリーズ---
草地の小さな滝は怪我にご注意!(備忘録的に命名)
1.ハイランドで眠る夜は
2.その城へ続く道で
3.ハイランドの騎士に導かれて



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