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雪侯爵の銀灯師 みせかけ夫婦と王宮の庭 白川紺子
2016年11月28日 (月) 13:01 | 編集

雪侯爵の銀灯師 みせかけ夫婦と王宮の庭 (コバルト文庫)
2016/9/30
白川 紺子 (著)

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雪侯爵の銀灯師
みせかけ夫婦と王宮の庭

白川 紺子

変人と噂される侯爵ヴィクトル。22歳になる彼は、異母兄である国王から結婚をするように言われてしまう。「エミリア、俺と結婚しろ」。そうして人嫌いの侯爵と、17歳の銀灯師エミリアは偽装結婚をすることになった。しかし結婚報告に王宮を訪れた後、魔物が出現し、二人は王国の秘密に関わることに!さらに二人は互いに言えない秘密を抱えていて!?素直になれない同士のじれ恋ファンタジー!
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公爵夫人は銀灯師」と世界観は一緒ですが、物語での関連はないので、単品で楽しめます。
お互いに秘めた想いを告白できない切ない恋心がとても良いお話だった。
だが、物語は212ページと少なくさくっと読み終わる。
後半に、1話目に登場したキャラの続編SSが2本収録されている。
「銀灯師と雪狐」二人の息子の恋バナ
「おやすみ、わたしの魔術師」は、短い作品だが愛の奥深さが涙を誘う感動作だった。
是非一読。

あらすじ
冴え冴えと輝く月に小さな手を伸ばせば、するすると月光が集まってくる。淡く、ほの白い光は指先に触れるたびひんやりとして、心地よい。ゆるやかにたぐりよせ、銀灯へと織り込んでゆく。エミリアの銀灯は、雪の結晶をつなげたような模様をしていた。はじめはもっと、飾り気のない格子模様だったのが、ヴィクトルの屋敷に来てから、こんなふうになった。雪の結晶ばかり見て過ごしたせいだろうか。
「綺麗だな」
ヴィクトルはエミリアの銀灯をことのほか気に入った。

「世の銀灯のなかで、きっとお前の銀灯が一番美しい」


冒頭の経緯。7歳でヴィクトルの屋敷に来てから10年。国王から結婚するようにと言われた侯爵ヴィクトルは、エミリアに結婚を命じた。王宮からは距離を置いて暮らす彼は、雪の結晶を観察することだけが趣味だが、エミリアを従僕として扱い、エミリアだけをそばに置いた。そして、結婚もエミリアがいいという。エミリアの胸に甘やかな痛みが広がる。夫婦でいるのも今だけだ。決して溺れてはいけない。
エミリアはヴィクトルを裏切っているのだから。

先代国王と闇の魔術師との間に生まれたヴィクトルは、”夜の庭”の門を思いがけず開いてしまった  。というわけで、二人は、庭の秘密を解くことになるのだが、お互いを思いやりながらも打ち明けられず離れられない気持ちが、ロマンチックで幻想的な風景とともに、切々と伝わってくるのです。
この雰囲気が好きだわ。

「銀灯師と雪狐」は息子世代。さらりとした甘いお話。
「おやすみ、わたしの魔術師」は、本編で助けてくれた弟子魔術師アロイスのお話。泣けた。


白川紺子 読了一覧

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