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花に嵐 恋し君 雪花舞う出逢い あさば 深雪
2016年12月02日 (金) 17:27 | 編集

花に嵐 恋し君 雪花舞う出逢い<花に嵐 恋し君> (角川ビーンズ文庫)
2016/8/31
あさば 深雪 (著), アオイ 冬子 (イラスト)

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花に嵐 恋し君 
雪花舞う出逢い

あさば 深雪

大納言家の姫・梓は、男性に触れられると顔が赤くなる病の持ち主。人目を忍んで暮らしていたが、突然冷徹な“氷華の帝”那智の尚侍として宮仕えを命じられる。多くの男性がひしめく内裏で、帝の不興を買ったら一族左遷の一大事!不安な気持ちのまま出仕した梓だったが、なぜか帝は彼女を見た瞬間、膝を折りひれふしてきて…?「ようやくお逢いできました―白蘭皇后さま」前世の主従が今世で恋の絆を結ぶ、平安風恋絵巻!
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中華っぽい雰囲気も混じった、なんちゃって平安ものです。
前世では六州を救った英雄的な女傑の皇后・白蘭と、彼女を心酔する大将・千桜だった二人が、主従逆転しての再会の物語です。
読み切りなので、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ感じや、平安ものとしての爪の甘さや、既視感のあるお話に低評価も多いですが、うまくまとまっているので楽しめた。
舞台は平安ってことでスルーして、ついでにヒーローがいつまでもヒロインの中にいる前世にこだわっているあたりも目をつぶってくれるとありがたい。
わるくないですよ。

あらすじ
「約束しよう、千桜。おまえに再び逢えたその時には」
■□■
梓は男性に触れられると獅子の面になってしまう奇病の持ち主。そのため結婚もできず、今日も屋敷の奥にこもっていた。だが、忍び込んできた中将を驚かせてしまった。倒れこんだ梓が意識を取り戻すと、月の光に照らし出された、満開の桜の下に武人が…。
「千桜の、」
梓の口から、思わぬ言葉がぽろりとこぼれ落ちた。梓は我に帰って口を覆う。
(千桜って、どなた?)
今のはなに。口が勝手に動いた。自分に驚いて桜のほうに目を戻すが、しかしそこに居たのは、さっきの勇ましい武人じゃない。もう一回り線の細い青年だ。
この世ならぬ美しさ。荘厳なほどの、圧倒的な美。
まさに氷の華、いや、冬の王が立ち現れたのかと思った。


冒頭の経緯。庭先で見た青年は新しい帝だった。梓は、彼のお召しで内侍として後宮入りすることに。ところが、初めて見る帝が突然ひれ伏してきた。それは、帝の気分がすぐれないということで、ことなきを得た。だが、二人きりになるのを待っていたという帝・那智は「この日をのために生きて参りました」と言いだし…

といわけで、梓は彼の話を信じることができず、さらに彼の寵愛をかったことで、人のやっかみにあい辛い想いをすることに。その中で、いままで意識していなかった前世や、彼に対してのときめきなどを感じつつ、帝を引きずりおろそうとする何者かを探ろうとする。

彼のほうは、現世のヒロイン本人にもちょっぴりときめいているようだけれど、前世の皇后への崇拝が捨てられないので、最後まで重ねている。でも、読者としてはやっぱり自分だけを見て欲しいという…。そのあたりのジレンマをヒロインがかんじているのかいないのか、もうちょっと彫りこめたらもっと面白かったのではと思わなくもない。
貴子や伊吹、蛍などの脇キャラとの掛け合いは、いい感じに焚きつけてくれていて楽しめた。

角川ビーインズ文庫 読了一覧



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