本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
嘘つき女と心を読む男 山咲黒
2016年12月30日 (金) 23:58 | 編集

嘘つき女と心を読む男
2016/9/15
山咲 黒 (著), 吉良悠 (イラスト)

----楽天----




嘘つき女と心を読む男 

山咲黒

多岐佳奈子さんは楚々とした才色兼備のお嬢様。もちろんモテモテ!ところが…“あー世界征服したい”そう、実は彼女は金持ちになる方法の本を愛読する完璧な猫かぶり人間!そんな彼女の本性を知ったのは、超資産家の御曹司と噂の荻原武士くん―彼は人の心が読める(ただし腹黒)なのである。「だから君は、僕だけには嘘をつけない」究極の嘘つき娘と隠れ御曹司の恋愛(!?)バトル、勝者は―!?
---------------------

作者のウェブに掲載されていたお話『嘘つき女と心を読む男』につづく『女は氏無くしても玉の輿』という三部作の収録作品です。
ビーズログ文庫10周年記念、四六判単行本での高めの値段設定、現代物で年齢も高めの設定で、ホットなシーンはなしです。
1話目の『嘘つき女と心を読む男』の表紙イラストは爽やかさのかけらもないですが、学生です。
才色兼備ながら、かなり腹黒な佳奈子さんの心を読めてしまう、不思議な青年・荻原武士くんとのラブです。
ただ、1話目が面白くなってきたあたりで終わるだけに、2話目の読み始めが入り込みにくかったり、一人称から三人称に関しても作品によって違っていたりなど、全体的なまとまりに欠ける点はある。
さくっと楽しめたけどね。

あらすじ
●夏 嘘つき女と心を読む男
多岐佳奈子さんは貧乏だ。
それも普通の貧乏ではない。究極的に貧乏だ。
ヒモの祖父と、その愛人の家で生活するなんて想像できない。
というかすごいバイタリティだな祖父。
僕が仕入れた彼女につてのこれらの情報は、すべて彼女の心の声によるものである。
《あのじじいいつか殺す》
とか。
《あといくら貯まったらあの家でられるかなぁ》
とか。
あの清楚な笑顔の下で、彼女はとんでもないことを考えていたりするのだ。


冒頭の経緯。多岐佳奈子さんの金への執着はすごい。荻原武士が御曹司だと知るやいなや、ロックオンしたのである。
だが、断わったことで、佳奈子さんのハートに火がつき…

●春 拾った女と宝石の目の男
●秋 三人の男
●冬 鋼の女

後半の3話は、1話目のコミカルなテイストとは違って、不思議な雰囲気のあるお話。1話目の主人公たちから、かなりの時間が経過しての親族のお話です。そのことを念頭に入れて置くと、読みやすいと思う。
「春」は、記憶を失った男の子を拾ったお話と未来への約束。「秋」娘を3人の男に託したお話。「冬」は、その娘の成長と物語の結末。
1話目とのテンションのギャップに悩みますが、味のあるお話で面白かった。

本音を言えば、1話目の二人のその後が読みたかった。恐ろしい父との対決まで書ききって一巻にして欲しかったと思わなくもない。

ただ、この手の四六判はアルファポリスのエタニティー文庫で食傷気味なのだよ…



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 ★参考になったらぽちっと★
関連記事
Powered by . / Copyright ©本読み隊All Rights Reserved→m117117/Template by sukechan.
スポンサードリンク